群馬県桐生市出身の世界的に活躍するジャズピアニスト、山中千尋さんが、2026年5月3日に桐生駅北口野外広場で開催された「桐生ジャズフェスティバル」の大トリを務めた。山中さんの出演が近づくにつれて会場には大勢の立ち見客が集まり、地元ゆかりのピアニストが奏でる迫力ある演奏に聴き入った。
トリオで圧巻のステージ
山中さんはトリオ編成で出演。敬愛するジャズピアニスト、イリアーヌ・イリアスさん作曲の「インパルシブ」で幕を開けた。続いて、桐生川のほとりを散歩中に着想を得たオリジナル曲「Beverly」や、昭和の名歌謡曲として知られる久保田早紀さんの「異邦人」をジャズアレンジで披露し、観客を魅了した。
アンコールで思い出の曲
最後にご当地の「八木節」を演奏すると、拍手は鳴りやまず、山中さんはアンコールに応えて自身の楽曲「ソー・ロング」を演奏した。幼い頃、練習をしない山中さんに厳しかった母親が「うちの子じゃない」と言ったのに対し、「ママ、バイバイ」と返した思い出を明かし、この曲名の由来になったと紹介した。
フェスへの思い
山中さんは、桐生ジャズフェスが始まった2022年からほぼ毎回出演しており、「桐生で演奏できるのが本当に誇らしいです」と語り、リラックスした笑顔を見せた。



