高座で落語を披露する柳家小ふねさん。22日に東京都内で開催される「公推協杯 全国若手落語家選手権」の本選に、福島市出身の落語家・柳家小ふねさん(33)が挑む。本選の翌日には、地元での落語会への出演が決定している。勢いに乗る小ふねさんに、意気込みや落語との出会いなどを聞いた。
予選1位通過、実力は本物
4月に行われた同選手権の予選を、昨年に続き1位で通過した。本人は「偶然です、運が良かった」と謙遜するが、1月の天下一落語会で優勝、4月にはプリモ芸術コンクール落語部門準グランプリに輝くなど、その実力は本物だ。
「あまり緊張せず、勝ちたいという欲を出さず、自然体で目の前のお客さまを楽しませることができれば、結果がついてくるのでは」と本選への意気込みを語る。
落語との出合いは高校生の頃
落語に出合ったのは高校生の頃。たまたまラジオで聴いた柳家小三治の一席に面白さに魅了され、東北学院大に進学後は、大学のある仙台市で当時頻繁に開かれていた小三治らの落語会へ足を運んだという。
「人を笑わせる職業に憧れていた」という小ふねさんは大学卒業後、落語家を目指して東京でアルバイト生活を送っていた。そんなある時、知り合いの紹介で小三治さんとも交流のある柳家小里んさんに入門する機会に恵まれた。それから約10年、二つ目として芸を磨く日々を送っている。
誠実な思いで落語に向き合う
目指す将来像を尋ねると「初めて聞くお客さまにも落語の楽しさを伝えられるような、もう一回聞きたいと思わせるような落語をやりたいです」と、落語にも観客にも誠実な思いをにじませる。
本選翌日は故郷・福島で凱旋公演
本選の翌日、5月23日は生まれ故郷の福島市飯坂町で、立川こしらさん、立川らく萬さんと共に「飯坂温泉落語会」に出演する。前日の熱気も冷めやらぬまま、初の飯坂凱旋公演に臨む。
「福島を離れ東京で10年近く落語をやってきた姿を、親や親戚、友達に見せたい。この会が2回目、3回目と続くよう、福島の皆さんに楽しい落語を届けたいです」
飯坂温泉落語会 概要
- 日時:5月23日午後2時開演
- 場所:福島市飯坂町の旧堀切邸主屋
- 出演:柳家小ふね、立川こしら、立川らく萬
- 入場無料
- 問い合わせ:飯坂温泉観光協会(電話024-542-4241)



