滋賀県近江八幡市の琵琶湖岸で2024年、愛知県あま市の不動産会社社長(当時55歳)の遺体が見つかった事件で、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われた市橋由衣被告(29)の裁判員裁判の公判が11日、大津地裁(畑口泰成裁判長)で開かれた。検察側は「残忍かつ執拗で、計画性も認められる」として無期懲役を求刑し、結審した。判決は16日に言い渡される。
検察側の主張
検察側は論告で、犯行の動機について市橋被告がホストクラブで豪遊したことで多額の借金を抱え、その返済のために犯行に及んだと指摘。「極めて身勝手な動機」と非難した。また、計画性の高さや残忍な手口を強調し、無期懲役が相当だと主張した。
弁護側の反論
一方、弁護側は最終弁論で、市橋被告は社会経験が乏しい中で短絡的に事件を起こしたと反論。「若年であり、改善の可能性がある」として、懲役20年が妥当だと訴えた。
事件の概要
起訴状などによると、市橋被告は勤務先の風俗店の客だった男(47)=死体遺棄罪などで起訴=と共謀。2024年1月15日、不動産会社社長の自宅に侵入し、キャッシュカードなどを盗んだ上、首を絞めて殺害。さらに、社長の会社名義の口座から計400万円を不正に引き出したとされる。
大津地裁は16日に判決を言い渡す予定で、注目が集まっている。



