M-1優勝コンビの間違い略称が限定パーカーに
若手漫才師の頂点を決める「M-1グランプリ2025」で優勝したお笑いコンビ「たくろう」が、決勝戦で披露したネタの中で、母校の京都産業大学(京都市北区)の略称を間違えたエピソードが、ユニークな商品化につながった。同大学では、2月17日から、その間違い略称「KSD」をプリントしたオリジナルパーカーの限定販売を開始した。
間違いが生んだ非公式ロゴ
たくろうのメンバーである赤木裕さんが、グランプリ決勝で「KSU」の代わりに「KSD」と口にした瞬間は、番組のハイライトの一つとなり、大きな話題を呼んだ。この出来事を受けて、京都産業大学は今年1月、卒業生の偉業を顕彰する際、職員が遊び心を込めて大学のロゴを「KSD」にアレンジしたパーカーを用意し、赤木さんにプレゼントした。
SNS上では「このパーカー、売ってないかな」といった声が多数寄せられ、大学側はその反響に応える形で、300着限定での販売を決定。パーカーは白地を基調とし、スクールカラーの青でプリントされており、胸部分にはロゴの「K」をアレンジした「KSD」が配置されている。
遊び心あふれるデザイン
背中には、公式略称の「KSU」に加えて、「ときどき(時々)」「KSD」という文字が並べられ、間違いを楽しむユーモアが感じられる仕様となっている。このデザインは、大学の公式性を保ちつつ、ファンや学生の間で親しまれる要素を巧みに取り入れたものだ。
販売初日には、休み期間中にもかかわらず、大学内の売店に多くの学生が訪れ、パーカーを買い求める姿が見られた。岐阜市出身の文化学部3年生(21歳)は、「決勝戦の後、地元の友人からもたくさん声をかけられ、このムードを味わいたいと思った。持っていて損はないアイテムだ」と満足げに語った。
この限定パーカーは、お笑いと大学文化が融合した珍しい事例として、地域やファンの間で注目を集めている。京都産業大学側は、卒業生の活躍を祝福するとともに、キャンパスライフを彩る新たな話題を提供する形となった。