棋聖戦仙台対局で指導碁会が開催 多様な年齢層がプロ棋士と真剣勝負
一力遼棋聖と芝野虎丸名人が激突する第50期棋聖戦七番勝負第5局。対局2日目の3月12日、仙台市の対局会場「青葉山公園 仙臺緑彩館」向かいの「仙台国際センター」では、午前中からプロ棋士による指導碁会が実施されました。
小学生から80代まで幅広い参加者が熱戦
指導碁会は9人ずつの2部制で行われ、小学生から80代まで多様な年齢層の囲碁ファンが集結しました。参加者は3人ずつのグループに分かれ、蘇耀国九段、外柳是聞五段、星合志保四段の3名のプロ棋士から直接指導を受けました。
対局ではあらかじめ盤上に石を置く「置き石」方式でハンディキャップが設定され、参加者たちは真剣な表情で一手一手を慎重に打ち進めていました。
小学生から大学生まで熱意あふれる参加者の声
仙台市在住の小学5年生、石森朔仁君(11)は外柳五段に4子のハンデで指導を受け、惜しくも敗戦しました。普段は囲碁サロンで大人に交じって対局を楽しんでいるという石森君は、「相手を攻めつつ、自分の地を拡大していく打ち方が勉強になりました」と語りました。将来の目標として、アマチュア大会での全国大会出場を掲げています。
本局の前夜祭で一力棋聖に花束を贈呈した同市の中学3年生、水田理穂さん(15)は蘇九段と3子で対局し、敗れましたが、「高校に入ったら、全国大会の個人戦で3位を目指す」と意気込みを語りました。
東北大学囲碁部で活動する修士1年の大宮七虹さん(23)は蘇九段の指導を受け、「棋聖戦の仙台対局では無料でプロと打てる機会を提供してくれるので、とてもありがたい」と感激の表情を見せました。
地域に根ざした囲碁文化の醸成
今回の指導碁会は、棋聖戦という大きな棋戦が地方都市で開催される際の付随イベントとして実施されました。プロ棋士と直接対局できる貴重な機会は、地域の囲碁ファンにとって大きな刺激となっています。
多世代にわたる参加者が一堂に会し、囲碁を通じた交流が深められたこのイベントは、仙台地域における囲碁文化のさらなる発展に貢献するものと期待されています。



