栃木のLRTが絵本に!作者みねおさんが宇都宮市と芳賀町に寄贈
栃木のLRTが絵本に!作者みねおさんが寄贈

栃木県宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)ライトラインを題材にした絵本『LRT しんかした ろめんでんしゃ ライトレール』が福音館書店から出版された。作者の絵本作家みねおみつさん(71)は、両市町に計18冊を寄贈し、「身近な乗り物を本でワクワクしてもらい、実際に乗って楽しんでもらいたい」と語った。

緻密に描かれた絵本の内容

絵本は縦26センチ、横27センチの変型判で32ページ。主人公が友人と待ち合わせて公園へピクニックに向かう途中、乗車したLRTを楽しむ様子が描かれ、電車の仕組みなども紹介されている。みねおさんはモノレールや飛行機など乗り物を題材にした作品を多く手がけており、今回も宇都宮市を10回以上訪れ、車両基地などで取材を重ねた。

路面電車への強い思い入れ

みねおさんにとって路面電車は特別な存在だ。鉄道の電化とともに明治時代半ばに京都で登場した路面電車は、車社会の進展で衰退したが、地域の人々の愛着が強い場所で残り、それが土台となってLRTが生まれた。「新しい時代に切り替わる乗り物」と感じ、強い関心を抱いてきたという。

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以前にも別のLRTをテーマに制作を試みたが、作品化には至らなかった。ライトラインについては「線路自体も含めてすべて新設で、ゼロからシステムを作り上げた点がうまく表現できた」と語る。「車両などを緻密に描き、科学書としての側面もある。子どもの頃に触れ、成長につれて違う楽しみ方もできる。長く読んでもらいたい」と笑顔を見せた。

両市町のトップも感謝

寄贈を受けた佐藤栄一宇都宮市長と大関一雄芳賀町長は「公共交通の良さをPRしてもらい、ありがたい」と感謝の意を表した。絵本は図書館や生涯学習センター図書室で貸し出される。発売日は「ろ(6)でん(10)」の語呂合わせで「路面電車の日」とされる6月10日。書店などで購入可能で、価格は1760円。

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