6月はジューンブライドの季節。日本のブランド「サボラミ」が、白いウェディングドレスを挙式後に黒く染め直せるサービスを提供し、注目を集めている。ブランド代表の水戸守奏江さんは「挙式後も人生の節目に寄り添うドレスを届けたい」と語る。
日常に溶け込むデザイン
同ブランドのドレスは、美しい光沢が特徴のVネックドレスや、裾が波打つスリップドレス、エレガントなケープジャケットとジャンプスーツの組み合わせなど、多彩なラインアップを誇る。素材には、着物でも親しまれる丹後(京都)や米沢(山形)の高品質シルクを使用。挙式後に黒く染めたり、丈を詰めたりして日常的に使えるよう、生地には収縮防止加工が施されている。
顧客の声
東京都内の会社員女性(28)は、昨夏の結婚式で着用したドレスを黒く染めた。「染めることでシックな印象に変わったが、このドレスを着るたびに自分の特別な日を思い出します。大切な一着です」と喜びを語る。
ブランド誕生の背景
サボラミは2023年に設立。水戸守さんはアパレル会社のデザイナーとして勤務する中で、自身の結婚式の際に挙式後も着られる上品なドレスを探すのに苦労した経験から、このブランドを立ち上げた。現在までにドレスやジャケット、ジャンプスーツなど約20アイテムをデザイン。装飾は控えめで、ブラウスはジーンズと合わせられるなど、日常に溶け込むデザインを重視している。
オンライン接客
接客は水戸守さん自身がオンラインで行い、サンプルを客の自宅に送って試着してもらう方式を採用。新婦との対話を重ね、希望に寄り添ったドレスを届けることに幸せを感じているという。「特別なドレスを一度きりで終わらせたくない。その後の人生も共に歩み、思い出を重ねていける一着を提案していきたい」と語る。



