第79回中日文化賞の贈呈式が29日、名古屋市内で行われ、学術や芸術の分野で優れた業績を挙げた4人に賞状と正賞の腕時計、副賞の賞金が授与された。
賞の歴史と意義
中日文化賞は、日本国憲法の施行を記念して1947年に中日新聞社が制定した。大島宇一郎社長は式辞で、「社会は制定時と大きく変化したが、平和的、民主的、文化的な社会を築くことの重要性は変わらない」と述べ、受賞者の取り組みが「これからの時代を切り開く力になると確信している」と期待を寄せた。
受賞者と業績
受賞者とその業績は以下の通り(順不同)。
- 伊佐正氏(65歳)-自然科学研究機構生理学研究所所長。機能喪失や意思決定を補完する脳の可塑性の解明。
- 吉田久美氏(68歳)-愛知淑徳大学食健康科学部教授。アントシアニンによる青い花の色の発現機構の研究。
- 亀山郁夫氏(77歳)-名古屋外国語大学長。ドストエフスキーの新訳などロシア文学の探究。
- 栗木京子氏(71歳)-歌人。現代をすくい取る優れた短歌創作と歌壇への貢献。
各受賞者はスピーチで今後の目標などを語った。同賞は今回の4人を含め、これまでに388人と11団体に贈られている。



