嵐、5人最後の東京ドーム公演 ファン「ありがとう」の声
アイドルグループ「嵐」が31日夜、コンサートツアーの最終公演を東京ドームで開く。このツアーをもって5人での活動を終了する予定で、31日の模様は有料配信もされる。全国のファンに見守られながら、国民的人気を誇ったグループの歴史に幕が下ろされる。
グループの歩み
嵐はリーダーの大野智さん(45)、相葉雅紀さん(43)、松本潤さん(42)、二宮和也さん(42)、櫻井翔さん(44)の5人組。1999年にシングル「A・RA・SHI」でCDデビューし、2009年から12年連続でNHK紅白歌合戦に出場。グループとして複数の冠番組を持っていたほか、各メンバーがドラマやバラエティー番組などでも活躍。「国民的アイドル」として幅広い世代に支持された。
活動休止から終了へ
デビュー20周年にあたる19年に会見を開き、翌年末での活動休止を発表。休止後はそれぞれ活動していたが、昨年5月、ファンに感謝を伝えるためにコンサートツアーを実施し、ツアー終了をもってグループの活動を終えると発表した。また、今年2月には大野さんが、ツアーが終わる5月31日をもって所属事務所「STARTO ENTERTAINMENT」を退所すると公表した。
ファンの声
活動を見守ってきたファンたちは感謝の思いを胸に、5人を送り出そうとしている。長野県飯田市の黒河内健太郎さん(45)は「嵐は人生の節目ごとに寄り添ってくれ、自分の日常の中にずっといた存在でした」と振り返る。母親の影響で、デビュー以来のファン。妻や子どもとも、3世代にわたって楽しんできた。4月には名古屋公演に足を運び、活動休止を経て再び5人がそろったステージを見届けた。「待った分だけ感慨深くて、楽しめました」
嵐の魅力は、誰もが親しめる楽曲と、5人の自然な関係性だという。「カラオケに行けば誰でも歌える曲があり、昔の曲を今聴いても色あせない。コンサートもエンターテインメント性が高く、子どもにも見せたいと思っていました」メンバー同士の距離の近さも印象に残っている。「メンバー同士の自然な掛け合いや空気感から、仲の良さが自然に伝わってきました」
活動を終了することに寂しさはある。ただ、胸にあるのは喪失感ではなく、感謝の気持ちだ。「ファンの間で人気の楽曲『Still…』は、別れではなく、新たな出会いの始まりというメッセージが込められているのですが、その思いに重なります。今はただ、本当にありがとうございましたという気持ちです」
デビュー前から30年ほど応援してきたという福岡県の女性(55)は、「謙虚で、努力家なところにひかれました。人気が出て国民的アイドルと言われるようになってもその姿勢が変わらず、頑張ってきた」と振り返る。「今まで楽しませてもらいました。ありがとう、という言葉しかないです」
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