宮崎県都城市の養豚場で豚熱感染が確認、鹿児島県が緊急会議を開催
宮崎県都城市の養豚場において、家畜伝染病である豚熱(CSF、豚コレラ)の感染が確認されたことを受け、隣接する鹿児島県は2026年4月10日、県庁で緊急防疫対策会議を開催しました。この会議には、県職員と県内の畜産関係団体の担当者らが参加し、感染拡大を防ぐための予防対策を徹底していくことを確認しました。
ワクチン接種の限界と防疫対策の重要性を強調
会議では、鹿児島県家畜防疫対策課の担当者が、県内の養豚場では既にワクチン接種を実施しているものの、全ての豚が免疫を獲得できるわけではないと指摘。そのため、ウイルスを養豚場内に侵入させないことが極めて重要だと説明しました。具体的な対策として、定期的な消毒の実施や、野生動物の侵入を防ぐための壁や天井の点検・修繕を行うよう呼びかけました。
異常報告はないものの、危機感を共有して対策を強化
鹿児島県によると、10日夕方時点では、一部の養豚場で確認が取れていないケースがあるものの、異常の報告はないとのことです。しかし、米丸俊朗・家畜防疫対策課長は、「より一層の防疫対策の強化が必要になっている。この危機感を共有し、的確な対策に万全を期してほしい」と述べ、関係者全体で警戒を高める必要性を強調しました。
この感染確認は、九州地域の畜産業界に大きな衝撃を与えており、宮崎県と鹿児島県を中心に、迅速な対応が求められています。両県は今後も連携を密にし、豚熱のさらなる拡大を防ぐための取り組みを進めていく方針です。



