三重・志摩市の英虞湾でアオサノリ収穫が最盛期を迎える
三重県志摩市の英虞湾では、特産のアオサノリの収穫が最盛期を迎えています。この緑藻の一種は、正式名称をヒトエグサといい、地元では古くから親しまれてきました。
全国有数の産地としての歴史と養殖方法
三重県は、1950年代から伊勢志摩地域を中心にアオサノリの養殖が本格化し、全国きっての産地として確固たる地位を築いています。養殖方法は、毎年秋に浅瀬に網を張って種付けを行い、年明けから春にかけて収穫するというサイクルで行われています。
同市浜島町迫子(はざこ)の沿岸では、成長したアオサノリが緑色のじゅうたんのように広がり、水面で輝く光景が見られます。この美しい風景は、地元の漁業者たちの努力と自然の恵みを象徴しています。
順調な生育と多彩な料理への活用
三重外湾漁協浜島事務所の柴原賢也さん(57)は、「今年のアオサノリは順調に生育しています。みそ汁の具として使うほか、天ぷらやつくだ煮にすると、その風味が引き立ち、大変おいしいです」と話しています。このコメントから、アオサノリが地元の食文化に深く根付いていることが窺えます。
アオサノリは、栄養価が高く、ビタミンやミネラルを豊富に含むことから、健康食品としても注目されています。そのため、地元だけでなく、全国的な需要も高まっており、志摩市の経済にも貢献しています。
収穫の最盛期を迎えた今、英虞湾では漁師たちが忙しく作業に追われています。この時期の活気は、地域の伝統と産業の持続可能性を感じさせます。今後も、アオサノリの養殖と収穫が順調に続くことが期待されています。



