兵庫・朝来市で「但馬とらふぐラーメン」誕生、陸上養殖のアラを活用し上品な味わい
但馬とらふぐラーメン、陸上養殖アラで上品な味わい

兵庫県朝来市で「但馬とらふぐラーメン」が開発、陸上養殖のアラを活用

兵庫県朝来市で、陸上養殖された「但馬とらふぐ」のアラを活用した「但馬とらふぐラーメン」が誕生しました。同市和田山町のラーメン店「冨貴」が開発し、数時間かけてアラからだしをとることで、上品ながらも力強いうま味を引き出すことに成功しています。

廃棄されていたアラを活用、新たな特産品として

「但馬とらふぐ」は、朝来食品が和田山町内の幼稚園舎跡に養殖用水槽を設置し、2022年に試験生産を開始しました。2024年からは料亭や旅館への販売を始め、市のふるさと納税の返礼品として「てっさ」や「てっちり」セットも出荷してきました。しかし、加工の際に出るアラはこれまで廃棄処分されていました。

市商工会を通じて、冨貴の経営者である小山智也さん(52)にアラの活用について相談があり、これがラーメン開発のきっかけとなりました。小山さんは、アラの骨や身をつぶしながら溶かし込むようにして炊き込み、だしをとる方法を考案しました。

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上品な味わいを追求、試食者も驚きの再現力

スープには香味野菜を入れて臭みをとり、白濁に仕上げています。麺は中細を使用し、鶏塩チャーシュー、青ネギ、水菜をトッピングしました。試食した朝来食品を経営する中村峻さん(42)は、「ラーメンでよくここまでフグの味を再現できた。驚いた」と話し、その味わいを高く評価しています。

このラーメンは、冨貴で1400円(税込み)で販売されています。小山さんは、「但馬のフグという新たな特産の味わいを多くの人に知ってもらいたい」と意気込みを語っています。

地元食材を活かした継続的な開発と観光への期待

冨貴では、地元の特産であるしょうゆ、酒かす、豆乳、岩津ねぎ、但馬牛を素材にしたラーメンを次々に開発してきました。小山さんは、「季節によってはアラが手に入らずに販売を休む場合もあるが、地元の人だけではなく、観光で但馬を訪れた人たちにもどんどん食べてもらい、その魅力をアピールしたい」と述べています。

この取り組みは、廃棄物を減らしながら地域の新たな特産品を生み出す好事例として、注目を集めています。地元の食材を活かした創造的な料理開発が、観光振興や地域活性化にもつながることが期待されます。

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