障害者と養蚕連携で地域活性化 下呂の会社が農福アワードチャレンジ賞
障害者と養蚕連携で地域活性化 下呂の会社が農福アワード賞

農業と福祉の連携を推進する先進的な取り組みを表彰する「ノウフク・アワード2025」で、岐阜県下呂市森の廃棄物処理会社「マテリアル東海」がチャレンジ賞を受賞した。同社は養蚕業の復興を通じて地域活性化を図るとともに、障害者らの雇用を創出した点が高く評価された。

農福連携の先進事例

同アワードは、農林水産省などで構成する農福連携等応援コンソーシアムが主催。全国から215団体の応募があり、グランプリには愛知県犬山市の団体が選ばれるなど、21団体が受賞した。

養蚕事業での取り組み

マテリアル東海は、障害者の就労支援に取り組む社会福祉法人「さくらの花」(下呂市野尻)と協力し、2019年から農福連携事業を開始。障害者らが桑畑(2.2ヘクタール)で桑の葉の収穫やカイコの飼育など、全工程を担当している。飼育数は約21万頭に上り、繭玉の集荷量は県内トップクラスを誇る。

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また、同社のイチゴ農園では、イチゴ狩りシーズンにハウス内で古い葉を取り除くなどの栽培管理にも障害者らが従事している。

障害者の生きがい創出

養蚕は多様な生産工程があり、障害の程度に応じて作業を分担できるため、目に見える成果が障害者の生きがいにもつながっているという。同社は地域の障害者や高齢者らと連携しながら事業拡大を進めており、生糸にならない繭を加工し、布団やクッションの商品化にも取り組んでいる。

同社の丁大介代表取締役専務は「みんなで受賞した賞。皆さんをより大切にし、感謝の気持ちをもって進みたいと気が引き締まった」と語った。

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