佐賀県が中山間地域を支援するために開設したマッチングサイトで、初めてのマッチングが成立しました。小城市の棚田で酒米を生産する市民団体「江里山二十日会」と佐賀大学陸上部が協定を結び、部員がボランティアで農作業などを手伝うことになりました。
マッチングの背景
中山間地域では過疎化や高齢化が進み、農業の担い手不足が深刻な課題となっています。これを受けて佐賀県は昨年12月、「さが農業×企業・団体・大学マッチングサイト」を開設しました。このサイトは、中山間地域の農業関係者が企業や団体、大学などに農作業の手伝いを依頼し、支援を希望する側が地域を選んで協力できる仕組みです。
今回のマッチングの経緯
今回のマッチングは、陸上部のOBで県の農業関係部署に勤務する職員が、現役部員にサイトを紹介したことがきっかけとなりました。これにより、地域と大学の連携が実現しました。
「江里山二十日会」の活動
会員約10人からなる「江里山二十日会」は、農林水産省が認定する「日本の棚田百選」に選ばれた小城市の「江里山の棚田」で、2023年から酒米の栽培を開始しました。同市の天山酒造がこの棚田米だけを使用した日本酒を醸造・販売しており、地域の特産品として注目されています。
陸上部の役割
今後、陸上部の部員は酒米の田植えや稲刈りを手伝うほか、9月に棚田で開催されるヒガンバナの祭りにも参加する予定です。陸上部からは農学部の学生を中心に10~15人が活動に参加する見込みです。
この取り組みは、地域の農業支援と学生の実践的な学びの場を提供するものとして期待されています。



