ブロッコリーが指定野菜に追加、価格安定へ期待高まる 186円が購入の壁
ブロッコリー指定野菜追加、価格安定へ期待 186円が購入の壁 (01.04.2026)

ブロッコリーが指定野菜に追加、価格安定への期待が高まる

この4月から、ブロッコリーが1974年のジャガイモ以来、実に52年ぶりに「指定野菜」に追加されました。これにより、価格の安定が期待されています。指定野菜とは、農林水産省が定める消費量が多い野菜や、将来的に増加が見込まれる野菜を指し、生産や出荷の安定、消費者への安定供給を目的としています。価格が著しく下落した場合には、農家が補償を受けられる仕組みとなっています。

調査で明らかになったブロッコリーの購入実態

「くふう生活者総合研究所」(東京都港区)が実施した調査によると、ブロッコリーの価格が200円を超えると「高い」と感じる人が半数を超えることが分かりました。この調査は、買い物情報サービス「くふう トクバイ」などを運営する「くふうカンパニー」の研究機関が、3月中旬に全国のサービス利用者7897人を対象に行ったものです。

ブロッコリーの購入頻度については、「月に1~3個」が33.8%で最も多く、「週1個」から「週4個以上」と回答した人を合わせると40.9%に上り、多くの家庭で定期的に購入されていることが示されました。購入理由としては、「栄養価が高いから」が69.8%でトップとなり、「自分や家族が好きだから」(46.6%)、「食事に取り入れやすいから」(35.7%)、「調理が簡単だから」(29.5%)が続きました。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

価格に対する消費者の意識と限界点

価格に関する質問では、ブロッコリー1個当たりの「高いと感じ始める価格」として、「200円~249円」が45.0%、「150円~199円」が38.8%を占め、合わせて83.8%となりました。一方、購入の限界価格(「この価格までなら購入する」という価格)の平均は186円(税別)でした。この結果から、多くの消費者が100円台後半から200円を超える価格帯で「高い」と感じ始め、186円が購入の壁となっていることが浮き彫りになりました。

独立行政法人「農畜産業振興機構」によると、ブロッコリーの主要産地は北海道、長野県、香川県などです。2025年の東京都中央卸売市場における国内産ブロッコリーの卸売価格は、1キロ当たり350~665円で大きく変動しており、夏場の入荷量減少期に価格が上昇し、9月にピークを迎える傾向があります。

指定野菜追加による影響と今後の展望

指定野菜はこれまで、キャベツ、キュウリ、サトイモ、ダイコン、トマト、ナス、ニンジン、ネギ、ハクサイ、ピーマン、レタス、タマネギ、ジャガイモ、ホウレンソウの14品目でした。ブロッコリーの追加により、15品目となります。同研究所は、「ブロッコリーはすでに多くの家庭でおなじみの野菜ですが、指定野菜になることで、年間を通して安定した価格で購入できるようになり、さらに毎日の食事に取り入れやすくなることが期待できます」とコメントしています。

栄養価が高く、人気のあるブロッコリーが指定野菜に加わったことで、価格の安定が図られ、消費者にとってより身近な食材となることが見込まれます。今後、価格動向に注目が集まりそうです。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ