東京都の中野区長選が5月31日に告示され、3期目を目指す現職の酒井直人氏(54)を含む5人が立候補を届け出た。立候補したのは、酒井氏のほか、新顔で元都議の吉田康一郎氏(59)、元部品製造会社員の石倉弘次郎氏(28)、監査法人職員の森川岳大氏(31)、防災士の秋池幹雄氏(68)の各氏。全員が無所属での出馬となる。
中野サンプラザ再開発が最大の争点
今回の選挙では、事業費高騰により計画が白紙となった中野サンプラザ再開発の行方が最大の争点となっている。中野サンプラザは中野駅北口に位置する複合施設で、老朽化に伴い再開発が計画されていたが、建設資材価格の高騰などにより事業費が大幅に膨らみ、計画は一旦白紙に戻されている。
各候補者は、この再開発問題を中心に論戦を繰り広げる見通しだ。酒井現職はこれまでの実績を強調しつつ、新たな再開発計画の策定を訴える一方、吉田氏はより透明性の高い計画立案を主張している。石倉氏や森川氏、秋池氏もそれぞれ独自の視点から再開発の在り方について意見を述べている。
各候補者の第一声
酒井氏は中野駅北口で第一声を上げ、これまでの区政運営の実績をアピールした。吉田氏は都議会での経験を生かした区政改革を訴え、石倉氏は若い世代の視点から区政への参加を呼びかけた。森川氏は財政健全化を、秋池氏は防災対策の強化をそれぞれ強調した。
中野区長選の投票日は6月7日で、即日開票される。有権者は再開発問題をはじめ、子育て支援や高齢化対策など、さまざまな政策課題について候補者の主張を見極めることになる。



