大阪・関西万博跡地、パビリオン解体進む リングは3割撤去 開幕1年で更地化
万博跡地でパビリオン解体進む リング3割撤去 開幕1年 (13.04.2026)

万博開幕1年、跡地は解体ラッシュ パビリオン消えリングも3割撤去

昨年4月から半年間にわたって開催された大阪・関西万博の開幕から1年を迎えた13日、人工島・夢洲(大阪市此花区)の会場跡地が報道陣に公開されました。かつて賑わいを見せた会場は大きく様変わりし、多くのパビリオンが姿を消し、大型重機による建物の解体作業が本格的に進められています。

東ゲート付近はほぼ更地に 残るは一部パビリオンのみ

公開されたのは、来場者の7割以上が利用した大阪メトロ・夢洲駅に近い東ゲート付近のエリアです。会期中は住友館やNTT館、公式キャラクターのミャクミャク像などが立ち並んでいましたが、現在では大阪ヘルスケアパビリオンの一部を除き、ほぼ更地となっています。かつての賑わいを感じさせるものはほとんど残っておらず、広大な空地が広がる光景が印象的です。

シンボル「大屋根リング」も解体進む 約3割が撤去完了

日本国際博覧会協会などの関係者によると、万博のシンボルとして親しまれた「大屋根リング」について、残置される200メートル部分を除き、13日時点で約3割の解体工事が完了したとのことです。リングは会期中、多くの来場者の目印となっていましたが、その姿も少しずつ変わっていきます。

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パビリオン解体状況 国内外で41館が完了も課題残る

原則として4月中旬が解体期限となっている国内外のパビリオンは合計59館あります。10日時点での解体状況を見ると、海外パビリオン30館と国内パビリオン11館の計41館が解体を終えています。しかし、チェコ館のように解体工事が未着手のケースも存在し、すべてのパビリオンの撤去にはまだ時間がかかりそうです。

当初は4月中旬とされていた解体期限ですが、資材のリユースを考慮して慎重な作業が必要な一部のパビリオンについては、期限が7月中旬まで延長されています。このように、環境への配慮も含めた解体プロセスが進められているのです。

跡地の未来 記念館新設へ 土地返還は2028年2月末予定

更地にされた敷地は、2028年2月末までに日本国際博覧会協会から土地所有者である大阪市に返還される見通しです。また、大阪府と大阪市は、リングの近くに「EXPO2025記念館(仮称)」を新設する方針を明らかにしています。万博の記憶と遺産を未来に伝える施設として期待が寄せられています。

開幕1周年イベントで一時的に賑わい再現

今月12日には、開幕1周年を記念するイベントが、1970年の大阪万博会場跡地に整備された万博記念公園(大阪府吹田市)で開催されました。このイベントでは、1日限定で海外パビリオンの展示の一部が復活し、多くの来場者を集めました。

特に、公式キャラクター・ミャクミャクの人形や写真を展示した「ミャクミャクハウス」には長蛇の列ができ、人気の高さを改めて示しました。夜には、万博開催期間中に夜空を彩ったドローンショー「One World, One Planet.」の特別演出も披露され、幻想的な光景が訪れた人々を魅了しました。

大阪・関西万博の実績と遺産

大阪・関西万博は昨年4月13日から10月13日までの184日間にわたって開催されました。世界から158の国・地域が参加し、期間中には2500万人を超える来場者を集める大成功を収めました。この巨大なイベントが残したものは、単なる物理的な構造物だけでなく、国際交流や技術革新、そして多くの人々の記憶として刻まれています。

現在進む解体作業は、一つの時代の終わりを象徴すると同時に、新たな未来への第一歩でもあります。跡地がどのように活用され、万博のレガシーがどのように継承されていくのか、今後の動向に注目が集まっています。

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