ラッコ好きに熱狂的人気!三重県鳥羽市の旅館が新客室でGWまで連日満室
三重県鳥羽市鳥羽にある旅館「扇芳閣」は、鳥羽水族館で飼育されている生き物をテーマにした新たなコンセプト客室を新設し、大きな話題を呼んでいる。特に国内で唯一飼育されている人気のアラスカラッコを中心にデザインされた部屋は、ラッコを「推し活」する観光客らから絶大な支持を受け、5月の大型連休期間中まで予約が埋まるほどの人気ぶりをみせている。
海の中をイメージした2つの特別客室
新設された客室は2部屋あり、それぞれ異なる海の情景を表現している。澄んだ海の中をイメージした和洋室「ラッコ・ブルー」は定員4人で約40平方メートル。もう一方の洋室「ラッコ・グリーン」は、太陽の光が差し込む海藻豊かな鳥羽の海をテーマにし、定員2人で約33平方メートルとなっている。
壁面にはラッコだけでなく、ジュゴンやイロワケイルカ、アオウミガメなど鳥羽水族館で飼育される多様な海洋生物が描かれ、館内のラッコ「メイ」と「キラ」が実際に割って食べたウチムラサキの貝殻をショーケースで展示。さらにオリジナルカレンダーやラッコのぬいぐるみ、ラッコを題材とした書籍なども備え付け、訪れた客がより深くラッコの世界に浸れるよう工夫を凝らしている。
ラッコブームを背景に県の補助金を活用
近年のラッコブームを受けて、扇芳閣は鳥羽水族館とのコラボレーションを企画。インバウンド(訪日外国人客)や高齢者、障害者など多様な旅行者を受け入れ、観光消費の増加につなげることを目的とした三重県の補助金を活用し、既存の和室2部屋を改装した。バリアフリーや親子連れに配慮し、ベッドの高さは低く設計されている点も特徴だ。
旅館を運営する谷口優太社長(33)は「鳥羽の海の中にいるような気分になれる客室に仕上がりました。家族や個人で水族館での思い出や余韻を楽しんでもらえたら嬉しいです」と語る。料金は1泊2食付きで1人最低2万4千円(税抜き)から。予約は公式ホームページや電話で受け付けている。
この新客室は、地域の観光資源を活かした独自の取り組みとして注目を集めており、地元経済の活性化にも寄与することが期待されている。ラッコファンだけでなく、海や自然を愛する旅行者にも新たな魅力を提供する施設として、今後さらなる発展が予想される。



