中国電力は12日、活断層の存在が疑われると指摘された島根原発(松江市)の南側地点について、地質調査を実施した結果、断層は確認できなかったと原子力規制委員会の審査会合で説明した。規制委はこの結果を了承し、審査はほとんどの項目が終了した。
「推定活断層」の指摘と調査経緯
中国電力によると、今年1月に出版された「日本の活断層総覧」(東京大学出版会)において、標高データに基づく地形の判読から、島根原発のすぐ南側に北東―南西方向に走る「推定活断層」が存在すると記載された。中国電力は過去の調査で同地点に活断層がないことを確認していたが、データを補強するため、2月から6月にかけて現地で地質調査を実施。周辺の地表を観察し、草や表土を除去して調査した結果、断層の存在を示す地質構造は認められなかったと報告した。
審査の現状と今後の見通し
原子力規制委員会は中国電力の説明を了承し、島根原発3号機の審査はほぼ全ての項目が終了した。今後は最終的な審査書の取りまとめが行われる見通しで、運転再開に向けた手続きが進むことになる。



