我孫子市「鳥の博物館」に新装置 手賀沼の野鳥彫刻をなでて鳴き声を体感
我孫子市鳥の博物館に新装置 野鳥彫刻で鳴き声体感

手賀沼の野鳥を彫刻で再現 我孫子市の博物館に新たな体験装置

千葉県我孫子市にある「鳥の博物館」に、手賀沼で見られる野鳥を模した彫刻に触れながら、その鳴き声を聞くことができる新しい装置が設置されました。この装置は、市の鳥であるオオバンをはじめ、カワセミ、オオヨシキリ、スズメ、ムクドリなど、色鮮やかな10種類の野鳥の彫刻「バードカービング」を展示しています。

彫刻の前のボタンで鳴き声を再生 常設展示は初の試み

各彫刻の前にはボタンが設置されており、押すと録音された鳴き声が再生される仕組みです。これまで、色付けしていないバードカービングの鳴き声装置をイベントなどで出品したことはありましたが、常設で展示するのは今回が初めてとなります。

制作費は昨年10月から11月にかけての2カ月間、クラウドファンディングで募り、84人から目標額を超える約273万円の寄付が集まりました。これにより、装置の実現が可能となりました。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

お披露目式で視覚障害者団体代表も歓迎 バリアフリーの博物館づくりを推進

3月24日には、同館でお披露目式が行われ、視覚障害者団体の代表や同館友の会の会員、市民らが出席しました。星野順一郎市長は式で、「多くの来館者に楽しんでもらえれば、市が目指す人と鳥の共存というテーマにつながる」とあいさつし、装置の意義を強調しました。

彫刻をなでながら鳴き声に聞き入った我孫子市視覚障害者協会代表の飯島香利さん(62)は、「犬の散歩中、鳴き声が聞こえた鳥の種類や大きさが分かった。手賀沼に生息する野鳥を、どんどん紹介してほしい」と歓迎の意を表しました。

バードカービングを制作した野鳥彫刻家の内山春雄さん(76)は、「彫刻に触れることで、鳴き声の記憶が鮮明になるよう自然な形や色を心がけた。目の見えない人も使えるバリアフリーの博物館づくりの第一歩」と語り、装置が多様な来館者に対応する取り組みであることを示しました。

この新装置は、手賀沼の豊かな自然と野鳥の生態を、触覚と聴覚を通じて学べるユニークな体験を提供します。博物館では、今後も地域の自然環境や生物多様性についての理解を深める活動を続けていく方針です。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ