群馬県が温泉文化の価値発信へ新組織「温泉文化推進室」を設置
群馬県は、新年度の組織改正において、文化振興課内に「温泉文化推進室」を新設することを決定しました。この新組織は、県内の豊かな温泉文化の価値や魅力を国内外に広く発信し、2030年を目標とするユネスコ無形文化遺産登録に向けた活動を本格的に推進する役割を担います。
5人体制で機運醸成、カンファレンスや映像制作も計画
温泉文化推進室は、課長級ポストの室長を含めて約5人の体制で運営されます。具体的な活動として、ユネスコ登録への機運を高めるため、県内の七大温泉地において「(仮称)温泉文化カンファレンス」を新規に開催する予定です。このカンファレンスでは、温泉地の未来像を探求するとともに、群馬の温泉を世界に向けて積極的に発信していく方針です。
さらに、温泉文化を国内外に広めるための映像コンテンツの制作も計画されています。これにより、視覚的に魅力的な情報を提供し、より多くの人々に群馬の温泉文化を知ってもらうことを目指します。
国との連携強化で登録活動を推進
群馬県は新年度に県職員を文化庁へ派遣することも検討しており、国との連携を一層強化する方針です。山本一太知事は、「国との連携を強化し、ユネスコ無形文化遺産登録に向けた活動を強力に推進していく」と述べ、登録実現への意欲を示しています。
この取り組みは、単なる観光振興にとどまらず、日本の伝統的な温泉文化を次世代に継承し、国際的にその価値を認められることを目的としています。群馬県は、温泉文化推進室を中心に、持続可能な温泉地の未来を描きながら、世界遺産登録への道筋を着実に進めていく構えです。



