白川郷の玄関口でツアーバス駐車に事前予約制導入、混雑緩和へ
岐阜県白川村は、世界遺産「白川郷合掌造り集落」の主要玄関口である「村営せせらぎ公園小呂駐車場」において、ツアーバス駐車スペースの利用に事前予約制を導入することを決定しました。この新制度は12月1日利用分から適用され、予約受付は6月1日から開始されます。駐車場には40台分のツアーバス用スペースが設けられており、その利用をより効率的に管理する狙いです。
観光客増加に伴う混雑が背景、持続可能な観光を目指す
国内外からの観光需要が拡大する中、2024年に白川村を訪れた観光客は前年比20.8%増の約208万人に達し、集落内の混雑解消が緊急の課題となっています。特に、観光客のうち約97万人がツアーバスを利用しており、その受け入れ体制の見直しが求められていました。
今回の予約制導入により、観光客の流入を平準化し、最適な受け入れを図ることで、観光と住民の暮らしの両立を実現し、持続可能な観光地を目指す方針です。村関係者は「過剰な混雑を緩和し、より快適な観光体験を提供したい」と語っています。
予約スケジュールと詳細、教育旅行には優遇枠も
予約受付は段階的に行われ、まず6月1日から12月1日から2027年2月までの期間の予約を受け付けます。その後は、1か月ごとに順次予約可能な月を追加していく計画です。予約方法や詳細なルールについては、5月中旬に公表予定となっています。
また、教育旅行や校外学習については、特別な配慮として優遇枠を設けて対応する方針です。これにより、学校関係者や子どもたちの訪問もスムーズに受け入れられる体制を整えます。
白川村では、この取り組みを通じて、世界遺産としての価値を守りながら、観光客と地域住民が共存できる環境づくりを推進していきます。今後も混雑対策や観光施策の改善に取り組むことで、より持続可能な観光モデルを構築することを目指しています。



