熊本県玉名市が公立化を目指している私立大学「九州看護福祉大学」について、運営上の中期目標や計画を検討する評価委員会の初会合が2日、市役所で開催された。同大学は1998年4月に自治体の拠出金などを基に「公設民営」の私大として開学したが、定員割れなどの経営難に直面。これを受け、蔵原隆浩市長が昨年12月に公立化を目指す意向を表明し、2027年4月の開学を目標に準備を進めている。
評価委員会の構成と役割
市が設置した評価委員会の委員は、公立大学教授や公認会計士など5人で構成。初会合では、玉名郡市医師会の佐々木浩会長が委員長に選任された。蔵原市長は「地域に貢献する大学となるよう、ご指導いただきたい」と挨拶した。
中期目標と計画の策定
評価委員会は、公立大学法人の業務運営上の目標である中期目標や、その達成のための中期計画について協議する。評価委の意見を踏まえ、市は12月の市議会に中期目標を提案する予定で、同法人も中期計画の策定に役立てる方針だ。
同大学は看護・福祉分野の人材育成を目的に設立され、地域医療への貢献が期待されている。公立化により経営基盤の強化と教育の質向上を図り、地域に根ざした大学運営を目指す。



