広島で95歳女性が堂々とランウェーを歩く 高齢者向けファッションショー開催
広島市西区で3月25日、95歳の女性が参加する特別なファッションショーが開催されました。このイベントは、年齢を重ねてもおしゃれを楽しむ機会を提供しようと、ボランティア団体「omekashi」が企画したものです。
「若返った気分です」と笑顔の95歳参加者
客席から「かわいい」という声が上がる中、真っ赤なランウェーを堂々と歩ききった最高齢参加者の中沢照子さん(95)は、終了後に「若返った気分です」と満面の笑みで語りました。中沢さんはさらに「久しぶりにネイルもできて、気持ちが若返った。化粧や衣装のおかげで、堂々と歩くことができ、楽しかった」と振り返っています。
ボランティア団体「omekashi」の取り組み
「omekashi」は2024年に発足した団体で、広島を拠点に高齢者らにドレス姿で撮影するモデル体験の機会などを提供しています。今回のファッションショーには、代表の宮本典子さん(36)が開いている爪の相談会に通う70歳以上の女性4人が参加しました。
団体メンバーでジュエリーデザイナーの金山晴美さん(50)がワンピースやネックレス、指輪などを提供し、参加者たちは華やかな装いでショーに臨みました。
約30人の観客が見守る中でのパフォーマンス
約30人の観客が見守る中、中沢さんはカメラの前でピースサインをしてポーズを決めるなど、若々しいパフォーマンスを披露。参加者たちはこの日のために、宮本さんの指導を受けながら、前傾姿勢にならずに健康的な姿勢で歩く方法を練習してきたといいます。
観客からも感動の声
ショーを鑑賞した府中町の薬剤師・占部千代子さん(75)は「同じ高齢者がショーで歩く姿を見て、自分も頑張ろうという元気をもらった」と感想を述べました。この言葉は、イベントが単なるファッションショーを超えて、高齢者同士の励まし合いの場となったことを示しています。
「何歳になってもおしゃれを」という願い
企画した宮本代表は「みんなが笑顔になって大成功だった。何歳になってもおしゃれをして、それが生きがいになってくれれば」と語りました。この言葉には、高齢化が進む社会において、年齢に関わらず自己表現や楽しみを見つけることの重要性が込められています。
広島市西区で開催されたこのファッションショーは、高齢者の活躍の場を創出する新しい取り組みとして注目を集めています。参加者たちの輝く笑顔は、年齢を重ねることの豊かさと可能性を改めて感じさせるものでした。



