滋賀・彦根に222体のひこにゃんが並ぶ「彦福堂」が誕生 世界遺産登録祈念の新観光スポットに
2026年2月22日、滋賀県彦根市に国宝・彦根城の世界遺産登録を祈念する全く新しい観光スポット「彦福堂」が誕生しました。この施設は、同市の公式キャラクターである「ひこにゃん」が世界遺産登録を招き寄せるというコンセプトを掲げています。
222体のひこにゃんがずらりと並ぶ圧巻の光景
彦福堂は、彦根市本町の夢京橋キャッスルロード北端に位置する複合施設「HATAGO HIKONE 別邸」内にオープンしました。最大の見どころは、信楽焼で作られた222体のひこにゃんがずらりと並ぶ様子です。この数は、オープン日である2月22日(猫の日)にちなんで設定されました。
施設内では、東京・豪徳寺の招き猫伝説とひこにゃんのつながりを意識し、猫の置物が並ぶ寺の境内を再現しています。ひこにゃんがたたずむお堂には彦根仏壇が、幕には近江上布がそれぞれ使用されており、伝統工芸の粋を集めた造りとなっています。
世界遺産登録祈念と地域活性化を両立
彦福堂の設置には、複合施設を運営する「一圓興産」、ひこにゃん原作者のもへろんさんが代表を務める「もへろんスタジオ」、そして彦根市が協力しました。背景には、市内観光の課題解決と地域活性化への強い思いがあります。
これまで彦根市の観光は、彦根城とひこにゃんミュジアムがある四番町スクエアの2か所に目的地が分散し、観光客の滞在時間が短くなりがちでした。新たなスポットを中間地であるキャッスルロードに設けることで、観光客の回遊性を高め、地域経済の活性化を図ります。
同時に、世界遺産登録に向けた機運を高める役割も担っています。施設にはさい銭箱が設置されており、収益は彦根城の修繕費用に充てられる予定です。
オープン式典では市長や原作者が祈りを捧げる
22日に行われたオープン式典には、田島一成彦根市長やひこにゃん原作者のもへろんさんらが出席しました。参加者たちは、右手を顔の前に挙げるひこにゃんのポーズを取り、世界遺産登録の実現を心から祈りました。
田島市長は「世界遺産登録へ正念場を迎える年に、祈念を重ねる場所を設けられて大変嬉しく思います」と語り、もへろんさんは「多くの方々の願いをひこにゃんがしっかり受け止めてくれることを願っています」と期待を寄せました。
今後はライバルキャラの「わるにゃんこ将軍」も登場予定
さらに、ひこにゃんの誕生日である4月10日の3日前には、キャッスルロード南端の複合施設「THE BANK HATAGO HIKONE」に、ひこにゃんのライバルキャラクターである「わるにゃんこ将軍」の彦福堂がオープンする予定です。これにより、観光客の楽しみがさらに広がることが期待されています。
彦福堂は、伝統と現代が融合したユニークな観光スポットとして、彦根市の新たな顔となるでしょう。世界遺産登録を願う多くの人々が訪れ、地域に新たな風を吹き込むことが期待されています。



