しまなみ海道の自転車通行料金無料化が2028年3月末まで延長
本州四国連絡高速道路は3月13日、瀬戸内海のしまなみ海道(広島県尾道市―愛媛県今治市)における自転車通行料金の無料化を、2028年3月末まで延長することを正式に発表しました。当初は2025年3月末までの予定でしたが、観光振興を目的としてさらに3年間延長されることになりました。
無料化の背景と経緯
しまなみ海道は全長約70キロメートルに及び、因島大橋をはじめとする自転車通行可能な6つの橋で構成されています。これらの橋では通常、自転車の通行料金として50円から200円が徴収されていますが、2014年から無料化措置が実施されてきました。
この無料化は、広島県と愛媛県からの強い要望に応じたもので、観光客の誘致と地域活性化を目的としています。両県は継続的な無料化を要請しており、今回の延長決定はその要望が認められた形となりました。
レンタサイクル利用の顕著な増加
無料化の効果は数字にも明確に表れています。広島県の発表によれば、レンタサイクルの利用台数は2013年度には約8万台でしたが、2019年度には約15万台とほぼ倍増しました。
新型コロナウイルスの影響で一時的に減少したものの、2025年度においても1月末時点で14万台以上の利用があり、回復傾向が続いています。この数字は、しまなみ海道がサイクリストにとって魅力的なルートとして定着していることを示しています。
観光振興への期待
今回の無料化延長決定は、瀬戸内海地域の観光振興に大きな期待が寄せられています。しまなみ海道は美しい島々を結ぶ景観が特徴で、自転車での旅を楽しむ観光客が年々増加しています。
広島県と愛媛県の関係者は、無料化継続によりさらに多くの観光客が訪れ、地域経済の活性化につながることを期待しています。特に、国内外からのサイクリング愛好家の誘致が強化される見込みです。
今後も、両県は連携して観光インフラの整備やプロモーション活動を強化し、しまなみ海道を世界有数のサイクリングコースとして発展させていく方針です。



