かがわマラソン2026開催、1万439人が讃岐の風を駆ける
かがわマラソン2026、1万439人が完走目指す

かがわマラソン2026、1万439人のランナーが讃岐の春を駆け抜ける

香川県高松市と綾川町で15日、フルマラソン大会「かがわマラソン2026」が盛大に開催されました。県内外から集まった1万439人のランナーが、沿道からの熱い声援に後押しされながら、42.195キロのコースを力走。そのうち93.2%にあたる9,730人が見事に完走を達成しました。

「よーい、うどん!」の掛け声で一斉スタート

大会は実行委員会などが主催し、フルマラソンに加えて、ファンランとして3キロと1キロのコースも設けられました。スタート地点の高松市・県立アリーナ北側では早朝からランナーが続々と集合。午前10時、池田知事の号砲とともに「よーい、うどん!」というユニークな掛け声が響き渡り、一斉に走り出しました。

コースは中央通りや栗林公園前の国道11号を経由し、綾川町内で折り返した後、香東川の河川敷や市役所前を通って、県立アリーナ内のゴールへと導かれました。沿道では約3,000人のボランティアが懸命に応援を送り、大会を盛り上げました。

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「うどん県」ならではの給うどん所が好評

大会の大きな特徴は、給水所に加えて「給うどん所」と「給食スポット」が設置されたことです。県内のうどん業者7社が協力し、計9,800食の「かけうどん」や「しょうゆうどん」を提供。近隣のうどん店でゆでられた温かいうどんは、ランナーたちに大好評でした。

給水所でも、水やスポーツドリンクと並んで温かいうどんだしが用意され、「うどん県」香川ならではのおもてなしが光りました。松山市から参加した51歳の男性は「とてもおいしい。うどんがマラソンの楽しみの一つだった」と笑顔で語りました。

沿道の声援がランナーを後押し

県立アリーナ近くでは、丸亀市の5歳の女児が父親を大声で応援する姿も見られました。女児は「普段優しいパパが真剣に走っていて格好良かった」と嬉しそうに話し、家族の絆を感じさせる一幕となりました。

フルマラソンの優勝者は、男子が京都府の古川大晃さん(2時間16分34秒)、女子が徳島県の川内理江さん(2時間26分35秒)でした。川内さんは「記念すべき初大会で優勝できてうれしかった。給うどん所を楽しめなかったのは心残りです」とコメントしました。

記者も参加、ランナーの視点から大会を体感

読売新聞の植村記者も初めてのかがわマラソンに参加しました。記者は「何が書けるのだろう」と思いながらスタートし、途中でペースランナーから助言を受けるなど、ランナーならではの経験を重ねました。

給うどん所や給食スポットを楽しむことも考えましたが、最終的には「タイムを意識して全力で走り、ランナーだからこそ見られる景色を記録すること」が良い仕事だと気付きました。広い車道を走る爽快感や、アップダウンに苦しむ場面もありましたが、沿道からの拍手やかけ声、ハイタッチを求める幼児との出会いなど、多くの人々のサポートに励まされました。

スタートから3時間26分11秒で無事ゴールした記者は、「楽しく、つらく、ありがたい」と様々な感情が湧いたと振り返りました。ランナー、ボランティア、運営側が一体となって作り上げたこの大会は、参加者全員にとって思い出深い時間となったようです。

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