香川県立アリーナが開館1年で60万人突破、新たなにぎわい創出の拠点に
香川県立アリーナ開館1年、60万人突破でにぎわい創出 (04.03.2026)

香川県立アリーナが開館1年で60万人突破、新たなにぎわい創出の拠点に

香川県立アリーナ(通称:あなぶきアリーナ香川)は、オープンから1年を迎え、来館者数が60万人を突破しました。著名なアーティストのコンサートをはじめ、多彩なイベントが開催され、周辺地域への経済波及効果も表れており、新たなにぎわい創出の拠点としての存在感を発揮しています。

多彩なイベントで地域活性化

中四国最大級となる1万人収容可能な県立アリーナは、昨年2月24日にオープンしました。同年3月には人気バンド「サザンオールスターズ」がこけら落とし公演を行い、以降、人気アーティストのライブが相次いで開催されています。さらに、「東京ガールズコレクション」や「第49回全国高校総合文化祭」総合開会式など、ファッションや教育関連のイベントの舞台にもなっています。

世界的建築家ユニット「SANAA(サナア)」の妹島和世さんと西沢立衛さんが設計を手がけた建築物としても高く評価されており、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の「ベルサイユ賞」スポーツ部門で最優秀賞を受賞しました。受賞記念イベントでは、設計者から「さらに多くの人に親しまれるよう願っている」とのメッセージが寄せられました。

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公共交通利用の増加と経済波及効果

JR高松駅や高松琴平電気鉄道の高松築港駅に近い立地に加え、大規模イベント時に専用駐車場が不足していることから、公共交通の利用増にもつながっています。JR四国の試算によると、今年2月1日までの大規模イベントで計約7万人が鉄道を利用し、運輸収入で約1億円の増収を記録しました。

高松駅ビル「高松オルネ」の来館者数も、昨年4月から今年1月までに約834万人と、開業1年目の同時期を19%上回りました。高松丸亀町商店街では、人気アーティストのライブ時に通行者数が10~20%増加しており、担当者は「まだまだ伸びしろがある」と期待を寄せています。

影響は高松周辺の自治体にも及び、坂出市ではアリーナ来館者の利用を見込み、JR坂出駅近くでホテルや立体駐車場の整備計画が進められています。浦田俊一副市長は「快速マリンライナーで1駅15分の利便性をアピールし、宿泊需要の取り込みにもつなげたい」と話しています。

付加価値創出への取り組み

県は、穴吹エンタープライズを代表企業とする共同事業体と、7年1か月間で計約9億7700万円の指定管理契約を締結しており、1年当たり約1億4000万円の支出が続くことから、アリーナによる付加価値の創出が課題となっています。

そこで県は、「夜型観光」の充実を目指し、屋根(全長230メートル)を使ったプロジェクションマッピングを実施。バレンタインなどをテーマに3回、総額2億円超をかけてオリジナル映像を投影し、9日間で延べ約12万1000人が訪れました。県の担当者は「消費額の大きい県外客らにも積極的にアピールし、経済波及効果をさらに大きくしたい」と意気込んでいます。

2年目を迎え、蔵下泰豊館長は「来館者がより広いエリアへ、より多い日数滞在してもらえるよう、工夫を重ね、まちのにぎわい創出につなげたい」と抱負を語りました。

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