高知で鉄道愛好家の横山隆一に焦点 ジオラマと漫画展が開催中
高知市九反田の横山隆一記念まんが館で、鉄道をテーマとした「ジオラマと鉄道まんが展」が開催されています。この展示会は、漫画家でありながら鉄道愛好家としても知られる横山隆一に焦点を当てた企画で、鉄道を題材にした漫画の原作や精巧なジオラマなど、約150点の作品が展示されています。会期は2月15日までとなっています。
国内最大級のスイッチバックを1/150スケールで再現
展示の目玉は、島根県と広島県を結ぶJR木次線・出雲坂根駅周辺の「スイッチバック」を再現した大型ジオラマです。スイッチバックとは、進行方向を逆転させながら緩やかな勾配を折り重ねて峠を登る鉄道の仕組みで、この駅周辺には国内最大級のスイッチバックが導入されています。
このジオラマは、漫画雑誌の編集者である江上英樹さん(67歳)らが2022年に制作したもので、実物の150分の1スケール(縦90センチ、横360センチ)で緻密に再現されています。江上さんによると、現地に借りたアパートを拠点に半年間かけて駅舎や道路を細かく観察し、制作に取り組んだとのことです。
木次線の存続を願う制作者の思い
江上さんは制作の背景について、「利用者の減少で廃線もささやかれる木次線を応援したいと思った」と語っています。さらに、「ジオラマを見て興味を持った人は、ぜひ現地を訪れてほしい」と、実際の鉄道の魅力を体験することを呼びかけています。
展示会を訪れた高知市立旭小学校5年生の児童(11歳)は、母親と一緒に鑑賞し、「スケールが大きく、かっこよかった。本物も見てみたい」と興奮気味に話していました。この言葉は、ジオラマの迫力と鉄道への関心を高める展示の効果を如実に表しています。
展示の詳細情報
「ジオラマと鉄道まんが展」の開催時間は午前10時から午後5時までです。観覧料は一般300円、中高生150円、小学生以下は無料となっています。問い合わせは横山隆一記念まんが館(電話:088-883-5029)まで。
この展示会は、単なる鉄道模型の展示ではなく、漫画家・横山隆一の鉄道への深い愛情と、地域の鉄道を守りたいという制作者たちの熱意が感じられる内容です。鉄道ファンはもちろん、家族連れにも楽しめる企画となっています。



