西会津町でジビエ料理の限定提供がスタート、イノシシとクマ肉で地域活性化を図る
福島県西会津町の人気飲食店「同気食堂」において、他県産のイノシシとクマ肉を使用したジビエ料理の数量限定提供が、21日から開始されました。この取り組みは、ジビエを活用した町おこしを推進するために町が企画したもので、初日には薄友喜町長が試食を行い、料理の味を直接確かめました。
原発事故後の出荷制限とジビエ活用の背景
野生鳥獣については、東京電力福島第1原発事故以降、県内の大部分で出荷制限が継続しています。解除には特定の条件があり、町によると、一部の自治体では県が定める検査基準をクリアすることに加え、国の許可を得た特定の加工施設で加工された場合にのみ、制限解除が認められるということです。西会津町は、こうした特定施設での解除を見据えて、昨年からジビエの活用法を探る検討会を設置しており、野生鳥獣の捕獲量が増加している現状も背景にあります。
限定メニューの詳細と町長の意気込み
今回の提供は、ジビエへの理解を深めてもらうことを目的として実施されました。メニューには、イノシシとクマ肉を煮込んだ「イノクマ鍋定食」と、素材の味を生かした「イノクマ焼肉定食」の2種類が用意され、それぞれ2000円で提供されています。用意されたのは30から40食程度で、数量限定のため、なくなり次第終了となります。薄町長は試食後、「食を通じて町に人を呼び込みたいと考えています。出荷制限解除を見据えながら、ジビエの振興を積極的に進めていきます」と語り、地域活性化への強い意欲を示しました。
この取り組みは、ジビエ料理の普及を通じて、西会津町の観光や経済の活性化に貢献することを目指しています。町は今後も、ジビエを活用した様々なプロジェクトを展開し、持続可能な町おこしを推進していく方針です。



