福島県相馬市で5月6日、国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」が行われ、甲冑に身を包んだ騎馬武者たちが勇壮に馬を駆って観客を魅了しました。
約400年の伝統、武者たちが華麗な武術披露
相馬野馬追は、相馬藩主であった相馬家の祖先、平将門が始めたとされる伝統行事で、約400年の歴史があります。かつては野馬を追い捕る「野馬懸け」が中心でしたが、現在は騎馬武者による神事や武術の披露が主となっています。
この日は、甲冑や陣羽織で身を固めた約100騎の武者が、雲雀ヶ原の祭場に集結。のろしを合図に、武者たちは一斉に馬を走らせ、馬場を疾走しました。特に、馬上から的を射る「流鏑馬」や、疾走する馬から手綱を放して行う「神事相馬」は、見どころの一つです。
観客を魅了した勇壮な姿
会場には多くの観客が詰めかけ、武者たちの勇壮な姿に大きな拍手を送りました。観光客の一人は「迫力満点で、歴史の重みを感じました。また来年も見に来たいです」と話しました。
相馬野馬追は、毎年5月の大型連休明けの週末に行われ、今年は5月6日と7日の2日間開催。2日目には、甲冑姿の武者が徒歩で神事を行う「古式甲冑行列」などが予定されています。
主催者は「伝統を守りながら、安全に開催できて良かった。今後も多くの人にこの文化を伝えていきたい」と述べました。



