長崎原爆資料館の展示更新、実施設計を策定 ガジェット模型や没入体験展示を導入
長崎原爆資料館の展示更新、実施設計を策定

長崎原爆資料館の展示更新、実施設計が正式に策定される

長崎市は3月31日、被爆80年を節目として進めている長崎原爆資料館の展示更新に関する実施設計を策定しました。展示の構成は固まったものの、解説パネルの文面については引き続き検討が続けられ、8月末頃に確定する予定です。

新たな展示内容の詳細

3月30日に開催された運営審議会では、実施設計の最終案について活発な意見交換が行われました。今回の実施設計では、更新されるコーナーに世界初となる米国の「トリニティ・サイト」核実験で使用された原子爆弾「ガジェット」の実物大模型を設置することが決定されました。さらに、核実験の様子を3面映像とミラーを活用して没入体験できる展示も新設されます。また、長崎が原爆投下後どのように復興を遂げてきたかを、AR(拡張現実)技術や精巧なジオラマを用いて伝える展示も設けられます。

南京事件の表記を巡る議論

展示更新を巡っては、旧日本軍による「南京事件」(1937年)に関する市の対応が焦点となっています。現在の展示では年表に「南京占領、大虐殺事件おこる」と記載されていますが、更新後のパネル原稿案では「南京事件」と表記し、内容の説明を加える方針です。一部の市民団体からは、「南京大虐殺という表記をすべきだ」との意見も上がっており、今後の議論が注目されます。

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工事スケジュールと今後の展望

市は議会への報告などの手続きを経た後、9月から閉館せずに展示更新の工事を開始し、来年3月の完成を目指しています。この取り組みは、平和教育の深化と歴史的記憶の継承に重要な役割を果たすことが期待されています。

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