宮崎の神楽と仮面を一堂に、福岡で企画展が開催中
宮崎県に伝わる神楽や民俗仮面を紹介する企画展「神楽と仮面の民俗誌」が、福岡市博多区の福岡アジア美術館8階交流ギャラリーで開催されています。展示は7日までとなっており、入場は無料です。
約40年の研究成果を集大成
この展覧会は、大分県日田市出身で、宮崎県西都市の九州民俗仮面美術館の館長を務める高見乾司さん(77歳)が企画しました。高見さんは約40年間にわたり、九州各地の民俗仮面の収集や研究、神楽の取材に取り組んできました。今回の展示は、その長年の活動の集大成として位置づけられています。
会場では、宮崎県内各地に残る神楽を描いた墨彩画や収集した仮面、仮面の写真など、約100点が展示されています。墨彩画は、高見さんが現地を取材した際に、神楽の記録と芸術活動を兼ねて制作したもので、舞などに込められた物語を絵や文字で表現しています。
長さ20メートルの和紙に描かれた迫力の作品
特に注目すべきは、今年2月に宮崎県諸塚村で奉納された諸塚神楽を題材にした作品です。高見さんは約4時間かけて、長さ20メートルの和紙に墨彩画を描き上げました。この大作は、神楽の神秘的な雰囲気や動きをダイナミックに表現しており、展示のハイライトとなっています。
高見さんは展示について、「神楽は地方の歴史を掘り下げる格好の素材です。知られざる神事芸能の謎や秘密、神秘に触れるきっかけにしてほしい」と語っています。この言葉通り、展覧会は伝統芸能の深みを感じさせる内容に仕上がっています。
展示の詳細と問い合わせ先
開館時間は午前9時半から午後6時までですが、最終日である7日は午後4時までとなっています。入場料は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。問い合わせは高見さん(090-5319-4167)までとなっています。
この展覧会は、地域の伝統文化を現代に伝える貴重な機会として、多くの来場者を集めています。福岡アジア美術館を訪れて、宮崎の神楽と仮面の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。



