千葉県の子どもミュージカルがロボットと少女の絆を描く「ロビンソン*ロビンソン」を5月10日に上演
千葉県・東葛地域の小中高校生で構成される劇団「流山子どもミュージカル」が、第22回公演を5月10日に開催する。上演作品は、歌人であり作家の東直子さんが脚本を手掛けた「ロビンソン*ロビンソン」。ロボットと少女の成長と愛情をテーマにした心温まる物語を、33人の劇団員が歌とダンスで力強く表現する。
劇団の歴史と活動内容
流山子どもミュージカルは、劇団四季を退団した俳優の青砥洋さんが1993年に設立した児童劇団「大きな夢」の6番目の支部として、2003年に発足した。ミュージカルを通じて子どもの可能性を引き出すことを目的とし、現在では流山市を中心に柏市、松戸市、野田市、さらに東京都や茨城県からも小学2年生から高校3年生までの団員が参加している。
今回の公演では、昼の部と夕方の部の2回上演が予定されており、配役を変えて全員が舞台に立つ。これにより、団員一人ひとりが異なる役柄に挑戦し、表現の幅を広げる貴重な機会となっている。
物語のあらすじと出演者の思い
「ロビンソン*ロビンソン」は、父親がいない幼い少女リリーと、彼女の世話係としてやって来たロボットのロビンソンとの心の交流を描く。忙しい母親に代わってリリーと過ごすうちに、ロビンソンは単なる機械ではなく、かけがえのない存在となる。しかし、リリーが14歳になったある日、ロビンソンが突然動かなくなり、廃棄の危機に直面する。リリーはロボット工場へ向かい、ロビンソンを取り戻すための旅に出る。
ロビンソン役を演じる中央学院高校3年生の吉村真美さん(17)は、「お互いの関係に気づき、当たり前だったことがいかに大切か知る過程を表現したい。ロボットと人間の共存を、成長する二人の姿を通して伝えたい」と語る。一方、リリー役の品川学芸高校2年生の小貫恵奈さん(16)は、「リリーがロビンソンに思いを伝えるシーンや、団員全員で踊るロボットダンスに注目してほしい」と観客へのメッセージを送った。
団員の成長と公演の詳細
公演に向けて、団員たちは通常のレッスンに加え、初めて柏市内で合宿を実施。年齢の異なるメンバーが互いに理解を深め、団結力を高める取り組みを行った。今回の公演で劇団を卒業する県立小金高校3年生の岩瀬令奈さん(17)は、「舞台で輝く先輩に憧れて入団した。今では緊張せずに人前に立てるようになり、みんなで作り上げた達成感や観客の拍手が忘れられない」と振り返る。
公演は5月10日、流山市文化会館ホールで開催され、昼の部は午後0時30分、夕方の部は同4時30分から。チケットは一般2200円で、ネット配信チケットは2000円、昼夕セットは3000円。購入はホームページまたは電話で受け付けている。
問い合わせは流山子どもミュージカル(電話:050-6867-7954)まで。この公演は、地域の文化活動として、子どもから大人まで楽しめる感動的な舞台を提供する。



