約63年間の現役生活で歴代4位となる1324勝を挙げ、今年1月に86歳で亡くなった棋士、加藤一二三九段のお別れの会が6日、東京都渋谷区の将棋会館で営まれた。関係者やファンらが参列し、盤上盤外で話題を振りまいた「ひふみん」との別れを惜しんだ。
名誉十段の称号追贈
式典では、加藤九段が初タイトルとして獲得した十段(竜王の前身)に強い思い入れを持っていたことに敬意を表し、名誉十段の称号が追贈された。この称号は、加藤九段の功績を称えるとともに、将棋界におけるその影響力を改めて示すものとなった。
参列者の追悼の言葉
その後、棋士会会長の森内俊之九段(55)が「対局では常に全力投球で闘志あふれる戦いぶり。私自身が鼓舞されているような気持ちになり、大切なことをたくさん教えていただいた」と現役時代の思い出を披露。藤井聡太竜王(23)をはじめとする多くの棋士が献花し、故人を追悼した。
加藤九段は、その独特なキャラクターで将棋界のみならず一般にも広く親しまれた。お別れの会には多くのファンも訪れ、その人気ぶりをうかがわせた。



