WBCテレビ放送なしに世論分かれる 「問題だ」44%対「問題ではない」50%
WBCテレビ放送なしに世論分かれる 44%対50%

WBCテレビ放送なしに世論分かれる 「問題だ」44%対「問題ではない」50%

朝日新聞社が3月14日と15日の両日に実施した全国世論調査(電話)によると、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の試合が米動画配信大手のNetflixで有料配信され、テレビ放送で見られないことについて、国民の意見が真っ二つに分かれる結果となった。「問題だ」と回答した人は44%、「問題ではない」が50%で、僅差ながら後者が上回った。

世代間で顕著な意識の差

「問題だ」と考える割合は世代によって大きく異なり、40代以下では2割から3割台に留まった一方、60代以上では5割を超える高い数値となった。この結果は、高齢者層ほど従来のテレビ放送を重視する傾向が強いことを示唆している。

WBCへの関心度は68%が「ある」

調査では、WBC自体への関心度についても尋ねた。「大いに関心がある」が34%、「ある程度関心がある」が34%で、合わせて68%が何らかの関心を抱いていることが判明。逆に「あまり関心はない」が18%、「まったく関心はない」が14%で、関心がない層は32%だった。

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興味深いことに、WBCに関心が高い人ほど、テレビ放送がなくNetflixのみの配信となる現状を問題視する傾向が強まった。これは、熱心なファンほどアクセスのしやすさや視聴環境を気にかけている実態を反映している可能性がある。

背景にあるメディア環境の変化

今回の調査結果は、スポーツ中継を巡るメディア環境が急速に変化していることを浮き彫りにした。Netflixのようなグローバルな配信プラットフォームが権利を獲得する一方で、地上波テレビの役割が縮小しつつある現実が、視聴者間で賛否両論を生んでいる。

特に、デジタルデバイスに不慣れな高齢者層にとって、有料配信サービスへの移行は高いハードルとなり得る。そのため、公共的なアクセシビリティを確保すべきとの意見が根強く、今後のスポーツ放送の在り方に一石を投じる結果となった。

世論調査は、単なる賛否を超えて、年齢や関心度による多様な視点を明らかにした。スポーツコンテンツの配信方法が多様化する中で、誰もが平等に楽しめる環境をどう構築するかが、今後の重要な課題として浮上している。

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