侍ジャパン、WBC開幕前に中日と壮行試合 大谷翔平選手らが快音連発で期待高まる
侍ジャパン、WBC前に中日と壮行試合 大谷翔平ら快音 (02.03.2026)

侍ジャパンが中日と壮行試合を実施 WBC開幕前に熱気高まる

5日に開幕する野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を控え、バンテリンドームナゴヤが熱気に包まれた。大会連覇を目指す日本代表「侍ジャパン」が2月27日と28日の両日、中日ドラゴンズとの壮行試合を行い、試合前には米大リーグ・ドジャースで活躍する大谷翔平選手が打撃練習を披露した。

大谷翔平選手の登場にファン熱狂 打撃練習で快音連発

米国から帰国したばかりの大谷選手を一目見ようと、ドーム周辺には開場の数時間前からチームバスの到着を待つ人だかりができた。グラウンドに姿を見せただけでスタンドがどよめき、無数のシャッター音が鳴り響いた。

規定によりメジャーリーガーは壮行試合に出場できなかったが、大谷選手は2日連続でファンの前で打撃練習を行った。鈴木誠也選手(米カブス)、吉田正尚選手(米レッドソックス)と交代で打席に入り、競い合うように快音を連発。28日には大谷選手と鈴木選手が最上階の5階席に届く特大の一発を放ち、観客を沸かせた。

高橋宏斗投手が緊急登板 貴重な経験を積む

侍ジャパンに選ばれている中日の高橋宏斗投手にも大きな声援が送られた。27日の試合では、九回に大勢投手(巨人)の右脚がつったため、急きょ二死一、二塁からマウンドへ。ほとんど投球準備をする時間がなく、チームメートの石川昂弥選手には適時打を浴びたが、「もし(WBCで)同じような場面がきた時には抑えたい」と、今後への教訓を得たようだ。

中日からは金丸夢斗投手も侍ジャパンのメンバーに入った。松井裕樹投手(米パドレス)がコンディション不良のため出場を辞退し、26日に追加での選出が発表された。壮行試合での登板はなかったが、「少しでもチームに貢献できるようにやっていきたい」と意気込みを語る。

新設ホームランウイングで初本塁打 森下翔太選手が記録

もう一つ、注目されたのは、新たにドームに完成した外野テラス席「ホームランウイング」への「本塁打1号」を誰が打つのか。本塁打の増加が見込まれる中日の本拠地のメリットを最初に生かしたのは、侍ジャパンの森下翔太選手(阪神)だった。28日の試合で左翼へソロを運び、「あのぐらいでホームランになるんだなと、感覚として分かった」と納得の表情を浮かべた。

侍ジャパンは3年前も名古屋で壮行試合を行った後に、世界一まで駆け上がった。今回も同様の流れを期待する声が高まっており、WBC開幕に向けて期待は膨らんでいくばかりだ。