第98回選抜高校野球大会準決勝、熱戦の見どころを詳細に解説
2026年3月29日、甲子園球場で第98回選抜高校野球大会の準決勝が行われる。2試合が予定されており、中京大中京(愛知)対智弁学園(奈良)、そして専大松戸(千葉)対大阪桐蔭の対戦が注目を集めている。各校の戦略と選手の活躍が勝敗の鍵を握る。
中京大中京対智弁学園:投手力の激突と継投策の成否
最初の試合では、中京大中京と智弁学園が激突する。中京大中京は全試合を継投で勝ち上がっており、先発右腕の安藤歩叶(あると)が重要な役割を担う。2回戦では4失点したものの、その後2試合は1失点ずつに抑え、安定感を見せている。一方、左腕の太田匠哉は今大会無失点をキープしており、中継ぎとしての活躍が期待される。打線では、好調の1番田中大晴(たいせい)が攻撃の起点となる。
智弁学園はエースの杉本真滉(まひろ)が3試合でわずか1失点と抜群の安定感を発揮している。打線では1番の角谷哲人や4番の逢坂悠誠ら勝負強い打者が並び、準々決勝では8点差を逆転する粘り強い攻撃を見せた。左腕の杉本を早い回から援護することが勝利へのカギとなるだろう。
専大松戸対大阪桐蔭:投手陣の厚みと打線の切れ味が焦点
2試合目は専大松戸と大阪桐蔭の対戦だ。大阪桐蔭は投手陣の層の厚さで優位に立つ。1回戦で14奪三振完封を演じた2年生左腕川本晴大(はると)を中心に、2回戦で好救援を見せた左腕小川蒼介、右腕の吉岡貫介、石原慶人も好投手として知られる。しかし、ここ2戦は四球や失策が絡んだ失点が多く、改善が求められる。専大松戸の打線は4番吉岡伸太朗を中心に切れ目がないため、余計な出塁を防ぐことが重要だ。
専大松戸はエース右腕門倉昂大が今大会ですでに300球以上を投げており、完投は難しい状況だ。4番谷渕瑛仁ら左打者が多い大阪桐蔭の打線に対し、昨秋の関東大会の横浜戦で完投勝ちしている2年生左腕小林冠太がどれだけ粘れるかが勝負の分かれ目となる。小林の投球がチームをリードできるかが注目される。
各校の戦略と選手の意気込み
中京大中京の太田匠哉は「準備するだけ」と語り、大量リードされても冷静に対応する姿勢を示している。智弁学園はエースの登板を機に反転攻勢を開始する構えだ。専大松戸の選手たちはカメラで追われる中、宮尾日色選手の母が感じた応援の力に支えられて戦う。大阪桐蔭の4番打者、谷渕瑛仁は「よっしゃ来た」と技ありのバスターで意気込んでいる。
準決勝を控え、各校は最終調整に余念がない。投手力、打線の切れ味、そしてチーム全体の結束力が試される舞台となる。ファンは熱い戦いに期待を寄せている。



