高野連、センバツでSNS監視を強化 誹謗中傷対策で法的措置も視野に
高野連、センバツでSNS監視強化 誹謗中傷対策で法的措置も (05.03.2026)

高野連がセンバツ大会でSNS監視を実施 誹謗中傷対策に法的措置も視野

日本高等学校野球連盟(高野連)は3月5日、19日に開幕する第98回選抜高等学校野球大会(センバツ)において、選手や審判、関係者への誹謗中傷や差別的言動への対策として、交流サイト(SNS)などの監視を実施すると発表しました。対象となるのはX(旧ツイッター)「ヤフーニュース」のコメント欄で、監視内容によっては投稿の削除要請や法的措置などを行う方針を示しています。

昨夏の全国選手権での問題を踏まえた対策

この決定は、昨年夏の全国高等学校野球選手権大会で発生した問題を背景としています。同大会では、出場校の暴力事案に関する情報がSNS上で拡散したことに伴い、部員や学校に対する攻撃的なメッセージが急増。その結果、一部の学校が大会途中での辞退に追い込まれる事態が発生しました。こうした経験から、高野連は今年1月に「法的措置を含めて毅然とした対応をとる」とする声明を発表しており、今回の監視体制はその具体化と言えます。

国際的なスポーツイベントでの先行事例

スポーツ界におけるSNS監視の取り組みは、国際的にも広がりを見せています。例えば、2月に開催されたミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは、日本オリンピック委員会(JOC)が選手への誹謗中傷対策として、投稿を24時間体制でチェックする態勢を整えました。高野連の今回の決定は、こうした国内外の動向を参考にした、より積極的な対策の一環と位置付けられます。

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監視対象と具体的な対応策

監視対象となるプラットフォームは、特に拡散力が高いとされるXとヤフーニュースのコメント欄に焦点が当てられています。高野連は、以下のような段階的な対応を想定しています。

  • 問題のある投稿を発見した場合、まずはプラットフォーム運営者に対して削除要請を行う。
  • 削除要請に応じない場合や、特に悪質なケースでは、法的措置を含むさらなる対応を検討する。
  • 監視体制は大会期間中に継続的に実施され、関係者への被害防止に努める。

この取り組みは、高校野球という教育的な側面を持つスポーツイベントにおいて、選手たちが安心して競技に集中できる環境を整えることを目的としています。高野連は「誹謗中傷や差別的言動は絶対に許さない」との姿勢を明確にし、今後の大会運営においても同様の対策を継続していく方針です。

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