中京大中京、八戸学院光星の捕手の癖を徹底分析し機動力で決勝点を奪取
中京大中京、相手の癖を分析し機動力で決勝点奪う

中京大中京、映像分析で相手の癖を見抜き機動力で勝利を掴む

選抜高校野球は3月27日、準々決勝4試合が行われた。第1試合では、中京大中京(愛知)が八戸学院光星(青森)との接戦を制し、2-1で勝利した。中京大中京は投手戦を制し、五回に神達の犠飛で勝ち越し、安藤と太田の継投で逃げ切った。一方、八戸学院光星は四回以降、無安打に封じられ、反撃の機会を逃した。

徹底的な映像分析が鍵に

中京大中京は、相手の今大会2試合と昨秋の青森県大会の映像を何度も見返し、捕手・鈴木の癖を見抜いていた。特に、走者がいるときに変化球を要求した際、鈴木の腰が浮く傾向を把握。この分析を基に、機動力で試合の流れを変える作戦を立てた。

同点の五回、決定的な盗塁が流れを変える

同点の五回、一死から2番・半田が右前打で出塁。打席に3番・神達を迎え、初球から盗塁のサインが出た。半田は自らも映像を繰り返し見て、投手・岩崎の癖にも気づいていた。「けん制する時は姿勢がまっすぐだけど、捕手に投げる時は体が前に動く」と分析。1ボール2ストライクからの4球目、スライダーを確認し、スタートを切った。タイミングは微妙だったが、鈴木の送球が一塁寄りにそれてセーフ。この後、暴投と犠飛で決勝点が入り、試合の趨勢が決まった。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

意表を突く盗塁に、八戸学院光星の鈴木は「相手が走ってこないと思って、変化球のサインを出してしまった」と悔しがった。一方、殊勲の半田は「あの盗塁で流れが変わった」と胸を張り、「冬場の練習で投手の球は速くなるけれど、癖は変わらない」と付け加えた。

監督のコメントと相手チームの奮闘

中京大中京の高橋監督は「2人の投手がよく投げてくれた。安藤は尻上がりに制球も定まってきて、的を絞らせなかった」と投手陣を称えた。八戸学院光星は、エース・4番・主将の北口が六回から登板し、140キロ超の速球を武器に4回を無失点に抑える活躍を見せた。今大会は3試合とも4番指名打者(DH)で先発出場し、1回戦では「大谷ルール」でマウンドに立って10回を完投。DH制導入で投球に専念する投手も多い中で、「エースで4番」の役割を担い、「夏もDHで登板もできるように練習していきたい」と次を見据えた。

八戸学院光星の仲井監督は「点を取れるところで取れなかったので、(中京大中京の)安藤君のギアがさらに上がり、圧倒されてしまった」と試合を振り返った。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ