ベネズエラが逆転勝利で初の決勝進出、イタリアの快進撃に終止符
【マイアミ(米フロリダ州)=読売取材団】 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日(日本時間17日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで準決勝が行われ、ベネズエラがイタリアに4-2で逆転勝ちし、初の決勝進出を決めました。決勝は17日(同18日)に行われ、2大会ぶり2度目の優勝を目指す米国と対戦します。
イタリアの序盤リードもベネズエラの七回逆転で流れ変わる
イタリアは序盤に押し出し四球と内野ゴロによる2得点を挙げ、リードを奪いました。しかし、攻撃は散発的な5安打に留まり、長打も出ず、三回以降は得点を奪えませんでした。一方、ベネズエラは1点を追う七回に、アクーニャ、ガルシア、アラエスの3連続適時打で逆転に成功し、試合の流れを一気に変えました。
イタリアはこの大会で、序盤のリードを守り切る戦術で米国やプエルトリコなどの強豪を破り、過去最高の4強入りを果たしていました。しかし、この日は攻撃力が不発に終わり、ベネズエラの堅実な守備と打線に屈する形となりました。
パスクアンティノ主将「ベネズエラが一枚上手だった」と惜別の言葉
無安打に終わったイタリアの主将、パスクアンティノは試合後、「今夜はベネズエラの方が一枚上手だった。うつむく理由はない。このチームがもう一緒に活動できなくなることが悲しい」と語り、仲間との別れを惜しみました。彼の言葉からは、チームの結束力と大会への誇りが感じられます。
また、イタリアのセルベリ監督は「最高で、素晴らしいチームだった。(今後の成長に向け)私たちは歩みを止めることなく、進み続ける」とコメントし、今回の成果を糧にさらなる高みを目指す意欲を示しました。
ベネズエラの歴史的快挙と決勝への期待
ベネズエラはこの勝利で、WBC史上初の決勝進出を果たし、野球強国としての地位を確固たるものにしました。決勝では米国と対戦し、初優勝を目指します。今回の逆転勝ちは、チームの粘り強さと打線の底力を証明するものとなりました。
試合後、グラウンドを見つめるイタリアの選手たちの姿は、悔しさと誇りが交錯するものでした。この大会を通じて、両チームが世界に熱い戦いを届けたことは間違いありません。



