第50期棋聖戦七番勝負第5局、一力棋聖が猛然追い込みで局面一変
一力遼棋聖に芝野虎丸十段が挑む第50期棋聖戦七番勝負第5局は、2026年3月12日に実施され、苦しい戦いを強いられていた一力棋聖が猛然と追い込む展開となり、思わぬ変化を見せています。
秒読みの芝野十段に対し、一力棋聖は考慮時間を残す
対局中盤、白が中央の石を生かした一方で、黒は右上の白5子を打ち抜くなど、激しい攻防が繰り広げられました。特に黒139の手が指された場面では、一力棋聖が深く考え込む姿が印象的でした。
秒読みに入っている芝野十段に対し、一力棋聖はまだ約30分の考慮時間を残しており、時間面で優位に立っています。この時間差が今後の勝負の行方にどのように影響するか、注目が集まっています。
立会人張栩九段が「闇試合に持ち込んだ」と分析
立会人を務める張栩九段は、この局面について次のように分析しました。
- 芝野十段の方がAIの評価値は高い
- しかし、ちょっとしたミスで数目が変わってしまうようなポイントが複数存在する
- 一力棋聖は「闇試合に持ち込んだ」と評価
張九段は、左上隅と下辺の白の石がどの程度まとまるかが勝負の鍵になると指摘し、ぎりぎりの攻防が続いていることを強調しました。
激しい攻防が続く、最終盤へ
現在の局面は、両者が互角の勢いで競り合っており、わずかな手の違いが勝敗を分ける可能性が高い状況です。一力棋聖の追い上げが功を奏するか、芝野十段が優勢を維持するか、最終盤の一手一手が大きな意味を持っています。
棋聖戦七番勝負は、この第5局の結果によって大きく流れが変わる可能性があり、囲碁ファンの間でも熱い注目が集まっています。今後の展開に目が離せません。



