特別支援学校の女子部員、憧れの巨人女子選手と練習「もっとうまくなりたい」
特別支援学校女子部員、巨人女子選手と練習

東京都立青鳥特別支援学校(世田谷区)の部活動で硬式野球に取り組む小山紫織選手(16)が、読売ジャイアンツ女子チームの練習に招かれ、約2時間半のトレーニングを体験した。「男子生徒」とする日本高校野球連盟の規定により公式戦出場が認められず、葛藤を抱える中、国内トップレベルの女子野球に触れた時間は、彼女の意欲をさらに膨らませる貴重な機会となった。

練習内容と小山選手の感想

知的障害のある子どもが通う同校で、小山選手は2年生。10日の練習では、ジャイアンツ女子の選手から守備での捕球姿勢やグラブの出し方、打撃でのボールをとらえるコツなど、細かな技術指導を受けた。頬を紅潮させた小山選手は「いろいろ教えてもらい、たくさん学べました。もっともっと、うまくなりたい」と語り、充実感に満ちた表情を見せた。

公式戦に出場できない現状

中学時代に「体力向上部」で運動に親しんでいた小山選手は、同校入学時に「どうせやるなら、きついことをしたい」と決意し、都高野連に加盟しているベースボール部の門をたたいた。硬式野球に挑戦する女子部員は小山選手だけ。部内屈指の練習量で力を伸ばしてきたものの、公式戦では常に制服姿のスコアラーとしてベンチに座る。「背番号をつけて試合に出てみたい」という思いは募るばかりだった。

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監督と選手の思い

同校の久保田浩司監督(60)は「野球が大好きで、とにかく一生懸命。熱意が色あせないよう背中を押してやりたい」と考え、知人のつてを頼ってジャイアンツ女子の協力を取りつけた。自身の練習と並行して小山選手に声をかけ続け、身ぶり手ぶりを交えて助言した田中美羽外野手(27)は「技術を吸収しようとする姿勢がすごく伝わってきた。一緒にやれて楽しかったし、小山さんたちの目標でいられるよう自分たちも頑張らなきゃいけないと思いました」と、むしろ刺激を受けた様子だった。

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