埼玉県警察学校で卒業式 初任科生31人が警察官としての第一歩を踏み出す
埼玉県警察学校において、3月30日に初任科第310期生の卒業式が厳粛に執り行われました。この式典では、31人の卒業生が警察官としての新たな門出を迎え、県民の安全と安心を守る使命を胸に刻みました。
卒業生代表が決意表明 県民の安全を守る誓い
卒業式では、安住幸恵巡査(24歳)が卒業証書を受け取り、卒業生を代表して田村直弥巡査(27歳)が答辞を述べました。田村巡査は「県民の安全と安心を守り抜けるよう、全力を尽くす」と力強く決意を表明し、警察官としての責任の重さを改めて認識しました。
卒業生たちは昨年10月に入学し、約半年間にわたって法律知識や捜査実務、体力訓練など、警察官として必要な基礎を徹底的に学んできました。斎藤健一校長は式辞の中で、「試練を乗り越えた自信と誇りを持ち、初心を貫徹してほしい」と激励の言葉を送り、新たな職場での活躍を期待しました。
元ラグビー選手の吉沢巡査 第二の人生として警察官を志す
卒業生の一人である吉沢拓海巡査(25歳)は、熊谷市を本拠地とするラグビーチーム「埼玉パナソニックワイルドナイツ」の元選手として知られています。2023年に同チームに入団しましたが、右膝の前十字靱帯断裂などの重傷を理由に昨年引退を余儀なくされました。
吉沢巡査は、幼少期から警察官に憧れを抱いており、第二の人生としてこの道を選択しました。高校時代から約9年間ラグビーを続けてきた経験から、「厳しい練習に耐えてきた自信があったからこそ、警察学校でのきつい訓練も乗り越えることができた」と語り、スポーツで培った精神力が大きな支えとなったことを明かしました。
現在、吉沢巡査は白バイ隊員になることを目標に掲げており、「真っすぐで誠実な警察官になりたい」と力を込めて意欲を語りました。警察学校での訓練を通じて、チームワークや規律の重要性を再認識し、新たな職場での活躍に期待が寄せられています。
新たな配属先で活躍へ 31人が県内13署に
卒業した31人の新米警察官は、3月30日付で埼玉県内の13警察署に配属されました。各署では、実務経験を積みながら地域に根差した警察活動に従事することになります。
埼玉県警察学校の卒業式は、新たな警察官の誕生を祝うとともに、地域社会の安全を担う人材の育成を象徴する重要な行事です。卒業生たちは、今後も不断の努力を重ね、県民からの信頼に応える活躍が期待されています。



