プロ野球の交流戦で11日、楽天が巨人に8-2で勝利し、連敗を5で止めた。先発全員の15安打で8点を挙げ、先発の滝中が8回2失点で3勝目を挙げた。一方、巨人は先発の田中将大が2回5失点と崩れ、引き分けを挟んで6だった連勝がストップした。
田中将、古巣との初対決でまさかの早期降板
プレーボールからわずか50分も経たないうちに、スコアボードから田中将の名前が消えた。かつて本拠地とした仙台での凱旋登板は、今季最短となる2回5失点の大乱調。試合後、田中将は「迷惑をかけたし、後続の投手にも負担をかける形になってしまった」と肩を落とした。
立ち上がりにつまずき、制球難が響く
橋上監督代行は「球速も出ていなかったし、全体的に高かった。彼本来の投球にはほど遠かった」と評した。立ち上がり、先頭の平良に初球を右前へはじき返されると、一死三塁から辰己の投前ゴロを捕球できず(記録は安打)先取点を許す。さらに四球を挟んで渡辺佳に適時二塁打、村林にも適時内野安打を許し、この回4点を失った。
二回も二死から失点し、悪い流れを止められず、指揮官は「なかなか調整が利かないというか、本来のものに戻りそうもない」と早期交代を決断した。
仙台での特別な思いも結果に結びつかず
田中将は楽天で計11年間プレーし、2013年の日本一など数々の栄光を手にした。球場脇では昨季達成した日米通算200勝の記念展示が行われ、楽天時代のユニホームを着たファンの姿も見られた。キャリアの土台を築いた地に特別な感情を抱きながら、「そういう時こそ自分自身をコントロールして、できることをやっていく」と臨んだ古巣との初対決だったが、秘めた闘志は結果に結びつかなかった。
「本当に悔しさしかない」と田中将。自身は1か月以上白星から遠ざかっており、最近は理想とする感覚とのズレを口にすることもある。チームを勝利に導く投球を取り戻せるか。真価が問われている。



