中日ドラゴンズ、今季最多11得点で連敗脱出
中日ドラゴンズは10日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦に11-4で大勝し、連敗を3でストップした。今季最多の11得点を記録し、打線が爆発した。
鵜飼、満塁弾含む3安打5打点
一回表、中日は鵜飼航丞選手の適時二塁打で先制すると、細川成也選手の2点二塁打、石川昂選手の4号2ランも飛び出し、一挙5点を奪った。さらに三回には、鵜飼選手が自身初となる5号満塁本塁打を放ち、試合を決定づけた。鵜飼選手はこの日3安打5打点の大活躍で、チームの2桁得点を牽引した。
「最高の結果になった」と語る鵜飼選手は、1ボール1ストライクからの3球目、外角に浮いたスライダーを捉え、左中間席に運んだ。「まさかいくとは。歓声で入ったと分かった」と振り返った。5本塁打、17打点はともに自己最多を更新し、5年目のシーズン前半で早くもキャリアハイを達成した。
打順組み替えが奏功
チームは直近5試合で計6得点と低調だったため、井上監督は打線を大きく組み替えた。不振の細川選手を4番から6番に下げ、4番にはベテランの阿部選手を起用。2番に鵜飼選手を置いたのは、犠打ではなく長打で得点を狙う意図があった。その狙いは一回に的中し、鵜飼選手の二塁打で先制点を挙げた。井上監督は「鍵となってくれた」と鵜飼選手を称えた。
鵜飼選手は「自分がどう見られているかを把握し、どんな球が来るか考えながらできている」と、ボール球を振りがちだった過去からの成長を語った。また、5月に引退した元DeNAのビシエド選手から受け継いだ背番号66への思いも胸に、「チームに貢献する活躍を何試合も増やしていきたい」と意気込んだ。
新人・桜井、力投で2勝目
先発の桜井瑛投手は、序盤の大量援護を背に自己最多の123球を投げ、8回9安打3失点で2勝目を挙げた。「野手がすごく点を取ってくれたので、落ち着いて投げられた」と感謝。最速151キロの直球と変化球を交え、走者を出しながらも粘りの投球を見せた。一方で失点した場面については「浮いた球や、球威が落ちているのにアバウトに投げてしまった。いい勉強になった」と反省し、「もっと自分の実力、技術を上げたい」と話した。
井上監督のコメント
井上一樹監督は試合を振り返り、「きょうはよくつながった序盤だった」と打線の好調を評価。細川選手の打順変更については「変えないで使い続けるのは、細川も苦しいところもあっただろう。打順を変えて気分転換ではないけど、そういうところで打たせるのも一つかなと。適時打を打てたのが大きかった」と説明した。また、桜井投手を8回まで続投させた理由として、「援護点が多くあった中で、交流戦が終わって日にちが空くことも考え、ちょっと球数が多くても大丈夫かなと」と明かした。最後に「浮かれるつもりもさらさらない。皆が良い形のものを出して、投げる方も打つ方も上げていけば、チームが上がっていくと信じている」と語った。



