戸塚優斗、ミラノ・コルティナ五輪で金メダル!勘と運から理詰めの進化で悲願達成
ミラノ・コルティナオリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ決勝が13日に行われ、戸塚優斗(ヨネックス)が95.00点で見事に金メダルを獲得しました。この勝利により、日本勢は前回北京大会の平野歩夢に続き、2大会連続でこの種目を制覇する快挙を成し遂げました。山田琉聖(JWS C)が92.00点で銅メダルを獲得し、平野流佳(INPEX)は4位に入りました。一方、連覇と4大会連続メダル獲得を目指した平野歩は7位に終わりました。
表彰台で男泣き!超高難度ルーチンで掴んだ栄光
金メダルが決まった瞬間、戸塚優斗は涙を浮かべ、表彰台では男泣きする姿が見られました。想像を超えるハイレベルな争いの中で、超高難度のルーチンを完璧に成功させて掴み取った金メダルは、4年間の努力が結実した感動的な瞬間でした。戸塚は「うれし涙は初めて」と語り、喜びを爆発させました。
3度目の五輪で大技に挑戦!理詰めのエアで「芯」を確立
これは戸塚優斗にとって3度目のオリンピック出場でした。決勝の2回目のランでは、縦に3回転、横に4回転する大技「トリプルコーク1440」を2連続で跳ぶ驚異的なルーチンに挑みました。最初はいつもと逆のスタンスで、次は通常のスタンスで成功させ、世界屈指の技でライバルたちを圧倒しました。日本代表の白川尊則コーチは「優斗の地道な積み重ねの成果が出た。すごい選手」と称賛しました。
2022年北京五輪では、3回全て着地に失敗して10位に終わった戸塚。その後、動作解析の専門家でもある白川コーチから「勘は捨てよう」と指摘を受けました。戸塚自身も自覚しており、「勘で跳び、運で着地していた。いつかこういう挫折が来ると思っていた」と振り返ります。技術的な「芯」が必要だったのです。
基礎固めから再出発!成功の再現性を高める努力
世界選手権やワールドカップなどあらゆるタイトルを獲得していた戸塚ですが、北京五輪後は一から基礎固めする道を選びました。「なぜ失敗するのか」と自問し、自分の映像を繰り返し分析。跳ぶ直前の重心、腕の動き、空中姿勢など細かいポイントを確認し、理詰めで成功したエアの再現性を高めてきました。
北京五輪の翌シーズン、ワールドカップでの優勝からは遠ざかりましたが、次第に自分の「勘」が自ら説明がつく「理屈」に変わり、視界が開けていきました。昨年3月の世界選手権では銅メダルを獲得し、今季ワールドカップでは出場4戦で優勝1度、2位2度と調子を上げてきました。
支えに感謝!金メダルを誇らしげに掲げる
戸塚優斗は「コーチや色々な人に支えられて集大成を出せた」と感謝の言葉を述べました。表彰式を終えた後、白川コーチに金メダルを誇らしげに掲げる姿は、長年の苦労が報われた瞬間を象徴していました。この勝利は、単なるメダル獲得ではなく、挫折を乗り越え、技術とメンタルを進化させた成長の物語として、スポーツ界に大きな感動を与えています。