ミラノ・コルティナ五輪 戸塚優斗が金メダル獲得、決め手は「アーリーウープ」の難技
戸塚優斗が金メダル、平野歩夢は勇気示す ミラノ五輪

ミラノ・コルティナ五輪で戸塚優斗が金メダル、日本勢がハーフパイプを制す

2026年ミラノ・コルティナオリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ決勝が13日に行われ、戸塚優斗選手(ヨネックス)が95.00点で見事に金メダルを獲得しました。これにより、前回北京大会の平野歩夢選手(TOKIOインカラミ)に続き、日本勢が2大会連続でこの種目を制覓する快挙を達成しました。

日本選手の圧倒的な戦略と練習量

ハーフパイプは3回のランのうち最高点が採用されるルールですが、日本の選手たちは戦い方が非常に巧みでした。出場した4選手のうち、戸塚優斗、山田琉聖(JWSC)、平野流佳(INPEX)の3選手が最初の演技で90点台をマーク。これにより、2回目以降は失敗を恐れずに攻撃的な演技に挑むことができました。

優勝した戸塚選手は2回目の演技で、縦3回転のエアを2連続で決め、さらに難度の高い技「アーリーウープ」を披露。これが決め手となって得点を大きく伸ばし、金メダルを確実なものとしました。

日本選手の強さの背景には、海外選手に比べて圧倒的に多い練習量があります。一つの技を完璧に仕上げるまで徹底的に練習を重ねる姿勢が、美しいエアの実現につながっているのです。

平野歩夢の勇気ある挑戦

今回の大会で特に注目されたのは、平野歩夢選手の姿でした。けがの影響からか、普段に比べてエアの高さが十分ではなかったものの、最後まで攻め切る姿勢を見せました。

ハーフパイプでは、失敗した後や体調に不安がある中で演技する際、恐怖感が先立つことが一般的です。しかし、平野選手はそのような状況にもかかわらず、勇気を持って挑戦を続けました。結果は7位に終わりましたが、技術の高さだけでなく、困難に立ち向かう姿勢を示した点で、他の選手たちにとっても大きな手本となったことは間違いありません。

日本のメダル獲得状況

今回のハーフパイプでは、戸塚優斗の金メダルに加え、山田琉聖選手が92.00点で銅メダルを獲得。平野流佳選手は4位に入り、日本勢が上位を独占する活躍を見せました。

一方、連覇と4大会連続のメダル獲得を目指していた平野歩夢選手は7位という結果に。しかし、その挑戦的な姿勢は多くの観客に感動を与えました。

日本のスノーボード界は、戸塚優斗を筆頭に新たな時代を迎えつつあります。選手たちの日々の努力と戦略的なアプローチが、国際舞台での成功につながっているのです。