ミラノ・コルティナ五輪 冨高日向子がデュアルモーグルでコースアウト、メダル獲得ならず
冨高日向子、五輪デュアルモーグルでコースアウトしメダル逃す

ミラノ・コルティナ五輪 冨高日向子がデュアルモーグルでコースアウト、メダル獲得ならず

2026年ミラノ・コルティナオリンピックのフリースタイルスキー競技は、2月14日に女子デュアルモーグルが行われ、日本代表の冨高日向子選手(多摩大学所属)が準々決勝で敗退し、7位という結果に終わった。この新種目では、ジャカラ・アンソニー選手(オーストラリア)が初代女王に輝いた。

雪辱を誓った冨高選手、コースアウトでメダル逃す

冨高選手は、11日の女子モーグル決勝で僅差の4位となり、表彰台を逃していた。そのため、デュアルモーグルでは雪辱を誓っていたが、準々決勝でコースアウトし、悲願のメダル獲得は実現しなかった。試合後、冨高選手は「攻める気持ちで臨んだけど、オーバースピードになってしまった」と振り返り、滑走中の体勢崩れが敗因となったことを明かした。

デュアルモーグルの特徴と厳しい競技環境

デュアルモーグルは、今大会から採用された新種目で、2選手が並走して争う勝ち抜き方式で行われる。通常のモーグルと比べて、エア点やタイム差が得点に反映されやすいため、選手たちは滞空時間を抑えながら飛距離を出すエアを選択しがちで、転倒リスクも高い。この日は雪による視界の悪い中でのトーナメントとなり、競技環境は厳しいものだった。

冨高選手の心境と今後の展望

冨高選手はレース後、「この五輪で絶対にメダルを取るためにも、この4年間で(現役は)最後のつもりでやってきた。しっかりやり切れて今はスッキリした気持ちなので悔いはない」と語り、すがすがしい表情を見せた。また、モーグルでは3位と得点で並びながら、ターン点の差で4位にとどまった経験も踏まえ、競技への真摯な姿勢を強調した。

日本チームの他の選手の結果

日本チームでは、藤木日菜選手(武庫川女子大学院)が2回戦で敗退し、柳本理乃選手(愛知ダイハツ)と中尾春香選手(佐竹食品)は1回戦で敗退した。全体的に、メダル獲得には至らなかったものの、選手たちは全力を尽くした。

この大会を通じて、フリースタイルスキーの新たな種目が注目を集め、今後の競技展開が期待される。冨高選手の言葉からは、引退を視野に入れた決意と、競技への情熱が感じ取れる。