サッカーW杯開催で鉄道料金が12倍に高騰、警備コスト増が原因
ニュージャージー・トランジット鉄道は17日、2026年に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に関連し、試合が行われる日の会場までの鉄道料金を通常の約12倍に引き上げると発表しました。この措置は、ニューヨークから決勝などの会場まで多数の乗客が予想され、警備などのコストが急増するためだと説明されています。
料金の詳細と背景
具体的には、ニューヨーク・マンハッタン中心部のペンシルベニア駅からニュージャージー州のメットライフ・スタジアムまで、試合開催時間前後の往復料金が150ドル(約2万4千円)となります。通常の料金は12.9ドルであり、大幅な値上げが実施されることになります。鉄道会社は、試合のチケットを持っている人に向けて、各試合約4万枚の乗車券を販売する計画を立てています。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、メットライフ・スタジアムの駐車場は閉鎖される予定で、近隣の駐車場の料金は225ドル以上に設定される見込みです。このため、観客は鉄道、往復80ドルのシャトルバス、またはライドシェアサービスが主な交通手段となると予想されています。
警備コストの増加と影響
警備コストの急増が鉄道料金引き上げの主な理由とされています。W杯のような大規模な国際イベントでは、セキュリティ対策が強化される必要があり、これに伴う費用が鉄道運賃に転嫁される形となりました。この決定は、観客の移動手段に大きな影響を与える可能性があり、交通の混雑や代替手段の需要増加が懸念されています。
また、この料金引き上げは、イベント開催中の交通インフラの負担軽減を目的としている側面もあります。鉄道会社は、高額な料金を設定することで、過度な混雑を防ぎ、安全な輸送を確保しようとしています。
総合的に見て、サッカーW杯の開催は地域経済にプラスの効果をもたらす一方で、交通面での課題も浮き彫りにしています。今後、他の交通手段や駐車場の利用状況にも注目が集まりそうです。



